川崎大師の厄除け(護摩祈祷)
厄除けのお寺として広く信仰を集めている川崎大師。年間約1000万人もの人が訪れ西新井大師・観福寺大師堂と並んで、関東厄除け三大師と呼ばれています。
川崎大師の厄払いは「お護摩のご修行」と呼ばれ、毎日大本堂にて参拝者の前で護摩祈祷が行われ厄除けをはじめ健康や家内安全といった所願成就が祈祷されているのです。
なお川崎大師では年齢を数えるのに「その年の満年令」を使います。 また、厄年にあたらない方でも厄除けの祈祷をお受けになれます。」を使います。
※自分の厄年については
川崎大師の公式HPを参照
数え年と満年齢の違い
具体例をあげますと2000年6月生まれの人は、2042年元旦に数え年で42歳となり厄年となりますが、満年齢の数え方では、6月の誕生日までは41歳となり前厄となります。
目 次
ご利益
厄払い
護摩祈祷とは
護摩祈祷の時間
祈祷料
護摩祈祷の手順
御本尊は弘法大師木像。この木像は無実の罪で流罪となり自分の運のなさを嘆きつつも貧しい漁師として生計をたてていた武士の平間兼乗が、厄年となる42歳に厄除けの祈願をしたところ霊告をうけ海に投げた網により引き上げられたものとされており、信仰深い平間は大師像を洗い清め日々供養し、やがて
高野山の尊賢上人と協力して平間寺(川崎大師)を建立することとなるのです。
川崎大師はこの創建時の由来により古くから厄除けのご利益があるとされ広く信仰されてきました。またご利益は厄除けにとどまらず護摩祈祷の秘法によりあらゆる願い事を叶えてくれる所願成就のお寺として親しまれています。
護摩祈祷は正確には「お護摩の修行」とよばれ、仏の智慧の火をであらゆる煩悩を焼きつくすことを意味する真言密教における儀式のひとつです。
川崎大師ではこの「護摩祈祷」が毎日行われており、お供え物や香華などが供えられた本尊の前で、斎戒沐浴をして心身を浄め導師が中央の炉で参拝者の願い事が祈願された護摩木を焚き、御本尊厄除弘法大師さまのご供養を行うことにより、参拝者の所願成就の効果ができてくるとされています。
午前
6時(10月〜3月は6時30分)、9時、10時30分、11時30分
午後
月曜日〜土曜日(祝日含む) 13時、14時30分、15時30分
日曜日及び毎月21日 13時、14時、15時、16時
毎月20日のみ 19時 ※宵大師 修行
なお予約は必要ありません
お護摩札の種類つまり祈願料は以下のとおりとなっており、お護摩札ひとつに願い事ひとつとなります。
お護摩 5,000円、7,000円、1万円
大護摩 2万円
特別大護摩 3万円以上
この祈願料の大きな違いは祈願後に授かるお護摩の
大きさです。また2万円以上は壇上に上がることができ、控え室なども用意されています。
まず大本堂に向かって右側の「お護摩受付所」で申込用紙に必要事項をご記入の上申し込みをします。受付所では次のお護摩が行われる時間が表示されています。
なお一般的には境内の参拝をすませてから護摩祈祷を受けるのがよいとされています。また服装は正装がよいとされていますが、特に定めはなく、仏様に対して失礼のないような落ち着いた服装なら問題はないとのことです。
申し込みが済んだら、ご案内にしたがい大本堂へ入りになり、護摩祈祷を受けます。護摩祈祷の時間は30分ほどで受付の時間を合わせても40分ほどの所要時間となります(平常時)。
護摩祈祷終了後参拝の後、お護摩札が授与されますので持ち帰り、家の神棚もしくは南向きあるいは東向きの清浄な部屋で頭より高い位置に立てかけておきましょう。
なお川崎大師では、お護摩祈祷に参拝できない方には、別途郵送料を支払えば、ご祈祷したお護摩札の郵送もしてくれます。