今戸神社のご利益・効果



今戸神社 招き猫 縁結びをはじめとしたご利益スポットとして信仰を集めている浅草 今戸神社。本当にご利益があったのか?体験談は口コミサイトなどを見て信用するしかないとおもいますが、今戸神社には、神社で一般的によく見られる願いをかける「祈願絵馬」の他に祈願成就した時に神様への感謝を込め奉納する「成就絵馬」があります。今戸神社の境内にはこの成就絵馬がそれこそ無数に掛けられています。成就した願い事は縁結びや恋愛成就がほとんどですが、中には宝くじに当選した方や商売繁盛、金運に恵まれた方も確認することができます。いずれによせこの成就絵馬の多さが浅草 今戸神社におけるご利益の効果の程を物語っているのではないでしょうか?

 また最近は時々境内に現れる白猫のナミちゃんを、目撃すると幸せになれるという噂がひろがり、この白猫が人気となっています。なお名前の「ナミ」は主祭神の1柱である「イザナミ」からいただいているのだそうです。



今戸神社の主祭神
 今戸神社の主祭神は応神(鷹神)天皇、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、そして七福神の1人である福禄寿(ふくろくじゅ)です。

応神天皇
 全国にある八幡宮の主祭神である八幡神と同一神で源氏の守護神でもあります。今戸の地には1063年、源頼義・義家親子が奥州討伐の際に石清水八幡宮から勧請しています。なお同時期に鎌倉の鶴岡へも勧請しており、こちらは後の鶴岡八幡宮となります。

伊弉諾尊、伊弉冉尊
 日本において最初に男女の性をもって生まれた国生み夫婦神です。お互い体の足りない部分を補おうとして交わり日本の国土や主要な神々を生みました。このことから夫婦円満・和合のご利益があるとされ、今戸神社では縁結びのご利益があると信仰されているのです。


縁結び


 上述してあるとおり今戸神社の主祭神であるイザナギ・イザナミは日本で初めて結婚した夫婦神です。また神社の住所が「台東区今戸1-5-22」で、「1=いぃ、5=ご、22=夫婦」と読めることから縁結び、婚活のご利益、効果があるとされているのです。
 
 

絵馬

今戸神社 絵馬  今戸神社の絵馬は「角が立たない」「円満に収まる」という意味を込めて丸い形となっています。そして「円結び」と「縁結び」をかけて赤い糸で結んであり、極めつけは書かれている絵は馬ではなくペアの招き猫。まさに縁結びに特化したものとなっています。この招き猫の絵馬、大変な人気で絵馬をお受けして願い事を書いても掛ける場所がなかなか見つからないほどびっしりと奉納されています。このように多くの方が信仰しているのですからご利益の効果も間違いないはず・・・・。皆さんも旅の思い出に絵馬を奉納してみてはいかがでしょうか?


縁結び会

 多くの男女が理想の出会いを求めて祈願しにくる今戸神社。そんな方々に出会いの場を提供しようと企画されたのが「縁結び会」です。簡単にいえば婚活パーティーのようなものですが、縁結びに絶大な効果・ご利益があるとされる今戸神社が主催しているわけですからそんじょそこらの婚活パーティーとはわけが違います・・・・・・・・・・。と思うのですが筆者は実際に参加したわけではないのでなんともいえませんし詳細を紹介することもできません。本項では縁結び会が行われていますということだけご紹介しておきます。興味のある方は今戸神社の公式HPで確認して下さい。

なお縁結び会についてかいつまんで説明すると

第1回縁結び会は平成20年10月26日。以後不定期に開催。
参加者は今戸神社を信仰される方々を対象としており登録者数は6000人以上。当然ゴールインした方も多数。
当日は参加者様全員、良縁祈願祈祷を受けた後、簡単に自己紹介し1対1形式で会話をしフリータイムへ。
最後に連絡先交換をして終了

となります。なお相手の気を惹くように色々アドバイスももらえるとか。


待ち受け


今戸神社 石なで猫 今戸神社の本殿の階段を下りたところには「石なで猫」と呼ばれる招き猫の石像があります。この石像は2007年に設置されたものですが、石なで猫を撫でた後、携帯やスマホの待ち受けにして毎日祈ると願いが叶うのだとか。とくに縁結びのご利益に効果があるといわれていますので、縁結びの祈願で今戸神社と参拝された方は、絵馬の奉納と共にこの石なで猫を撫でて撮影しておくことを忘れないようにしましょう。

おみくじ

 
 今戸神社では一般的なおみくじの他に「恋勝みくじ」をお受けすることができます。普通のおみくじには神意の込められた和歌や事象別判断が記されていますが、今戸神社の恋勝みくじはその神意が恋愛や縁結び、婚活に特化したものとなっています。
 つまり参拝者に恋愛において勝利できるような適切なアドバイスを授けてくれるというわけです。
 日本の国土を生み35柱もの神々を生んだ夫婦神であるイザナギ・イザナミ。万物を生成する力を司るとはいえ最初から上手くいったわけではなく、天津神(混沌の中、天上に発生した自然や大地といった抽象的な存在の神々の総称)らのアドバイスをもとに国生み神生みの夫婦神として活躍します。つまりどんな人物、たとえ神であろうとアドバイスは必要というわけです。


最後に

 
 最後に筆者の意見をひとつ。もともと今戸神社自体は参拝者もほとんどないごく普通の神社でした。そしてたまたま「招き猫発祥の地」であることと「縁結びの神様を祀っている」ことを全面に押しだし現在のような知名度が高く参拝者も数多く訪れる神社となりました。これは関係者の方々の創意工夫や努力によるところが大きいと思うのですが、再興できたのはやはり今戸神社自身のご神徳による部分もあるのではないでしょうか?そう考えると商売繁盛や復興・再興といったご利益もあるのかもしれませんね。