浅草寺のライトアップ



 浅草寺では、江戸開府400年記念事業として「輝く21世紀の浅草」をスローガンに、2003年10月から(江戸幕府の開府は1603年)浅草のシンボルである雷門をはじめ浅草寺境内の本堂・五重塔・宝蔵門のライトアップが行われるようになりました。

 昼間は外国人をはじめとした観光客で混雑している浅草寺周辺も日が沈む頃には人通りも少なくなります。そんな黄昏にふと気がつくと浅草寺がライトアップされています。ライトアップの時間帯はとにかく「人が少ないとここまで雰囲気も変わるのか?」と思ってしまうほど荘厳な光景となり個人的にはおすすめの時間帯です。
 また昼間はまっすぐ歩くことが困難なほど混雑する表参道(仲見世通り)のお店もほとんどが浅草絵巻の描かれたシャッターを下ろし、なんというのかまるで異世界に迷い込んだような気持ちになってしまいます。
 このほか夜は各門にある仁王像をはじめとした仏像もライトアップされることにより彫刻の陰影がはっきりと浮かび上がることにより表情もはっきりし、昼間とは別の像のように見えます。とにかく繰り返しになりますが浅草寺がライトアップされる時間帯(日没から23時まで)は筆者一押しのおすすめ時間帯です。

ライトアップされた浅草寺 五重塔


ライトアップの時間


浅草寺 東京スカイツリー ライトアップ 浅草寺境内におけるライトアップの時間は日没から23時までの間。ただしライトアップされる時間帯は夜であるためライトアップされていてもお堂内に入ることはできません(境内は可)。また東京スカイツリー開業以降は同じ時間帯に東京スカイツリーもライトアップされ、浅草寺の表参道から見ることができるので同じ場所で浅草寺と東京スカイツリー2つのライトアップを眺める事ができるようになりました。

宝蔵門と五重塔


浅草寺 宝蔵門と五重塔 ライトアップされ夜の浅草に浮かび上がる宝蔵門と五重塔。
 筆者が浅草寺を初めて訪れたのは平成2年のとき。実はライトアップはその頃すでに行われていたように記憶しているのですが、公式HPには「平成15年10月1日より浅草寺本堂・五重塔・宝蔵門・雷門のライトアップが始められました。」とあり、筆者の記憶に残っているのはたんなる閉門後の簡易照明だったようです。