バラの庭



 円通院はバラ園があることで有名なお寺でもあり、別名「バラ寺」とも呼ばれています。その由来は伊達藩の支倉常長が日本最古の洋バラをヨーロッパから持ち帰ったことにあり、当時の品々を秘密に保管してきた(江戸幕府は鎖国政策を採っていた)円通院ではその縁と支倉常長の偉業の象徴としてバラ園を整備しているのです。


バラ園の見頃


円通院のバラ園  円通院のバラ園。バラが有名な円通院でありますが、バラが満開となるいわゆる見頃の時期は初夏の極わずかな期間。例年では6月上旬頃。ただし品種によって咲く時期も異なるので、園内一面バラに覆われるような光景はなかなか見ることができないのだそうです。
円通院のバラ園 こちらは初夏の光景。円通院の説明では仏教とキリスト教が出会ったことにより生まれたバロック的な庭とありました、確かに仏塔があるバラ園は他に見た記憶がありません。
円通院のバラ  円通院のバラ園に咲いているバラをアップで撮影したもの。訪れる時期にもよるのだろうが、バラは濃い赤と薄いピンク色の花が多かった。
ライトアップされた円通院のバラ園  秋のライトアップ時の光景。通常バラは前述してあるとおり初夏の頃に咲くものですが、園内には花を咲かせているものもいくつかあり、秋の夜にほのかなバラの香りが漂っていました。