史跡 尾去沢鉱山



史跡 尾去沢鉱山 史跡尾去沢鉱山は、その読み方を「しせきおさりざわこうざん」といい、平安時代から昭和50年代まで金や銅が採掘された日本最大級の鉱山遺跡です。産出された金は奈良東大寺の大仏様や黄金文化で有名な平泉の中尊寺金色堂にも使用されたといわれ、昭和初期の頃には月産出量10万トン、従業員約4500名といずれも最高を記録しますが昭和53年に資源枯渇と銅価格の低迷により閉山となり1300年の鉱山としての歴史を閉じました。
 その後昭和57年に観光坑道「マインランド尾去沢」として営業を開始し、平成19年に近代化産業遺産に指定され、平成20年には史跡尾去沢鉱山と名称を変えリニューアルオープンしました。
 
 一番の見どころはなんといっても中世日本の黄金文化や近代産業の発展に貢献してきた坑道跡。観光坑道として一般公開されている坑道内に人形や模型で忠実に再現した当時の様子は非常にリアルでわかりやすくなってます。  
 また観光坑道の他、各種体験施設や遊戯施設、ゴーカート乗り場や廃坑となった鉱山跡などが整備され見どころ満載のテーマパークとなっています。
 


 尾去沢鉱山の料金(観光坑道見学)

・開館時間:夏季 4/1〜10/31 9:00〜17:00、冬季11/1〜3/31 9:00〜15:30

休館日:年中無休

入場料:大人 1,000円、中・高校生 800円、小学生  600円、65才以上 800円



※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


公式HPhttp://www.osarizawa.jp/




史跡尾去沢鉱山周辺の施設


レストハウス

尾去沢鉱山 レストハウス 尾去沢鉱山のレストハウス。店内はログハウス風になっており、名物のジンギスカンや秋田名物のきりたんぽ等の他、牛丼、スパゲッティーなどが販売されています。なお冬場は休業となります。


産業遺産

尾去沢鉱山 尾去沢鉱山跡。尾去沢鉱山は近代化産業遺産に登録されており、観光坑道とは別に当時の史跡がそのまま残されています。


史跡尾去沢鉱山 選鉱場跡 こちらは選鉱場跡。選鉱所は別名(ミル)とも呼ばれ鉱床で採掘された鉱石を粉砕し選別する所。通常採鉱現場に隣接している場合が多いそうです。尾去沢鉱山ではこの他近くに精錬所跡や事務所跡もあります。



史跡尾去沢鉱山へのアクセス・行き方


 史跡尾去沢鉱山へは秋田県鹿角方面から行くと容易にアクセスできます。国道282号線沿いにある道の駅「かづの」付近の交差点(交差点名は舟場)を道路案内に従い尾去沢方面に向かい後は道なりに一本道で、周囲を山々に囲まれた道を進んでいくと、そのうち一大テーマパークのような施設が突然姿を現します。これが史跡尾去沢鉱山です。
 なお地図をみると秋田県北部の比内地方からもアクセスができるようになっていますが、実際通行してみると道幅の狭い曲がりくねった山道が続き、案内看板も無いため初めての方は道に迷ってしまうかもしれません。



地図で場所を確認する秋田県鹿角市尾去沢獅子沢13-5


・交通

 東北自動車道鹿角八幡平ICから20分

 十和田湖から1時間30分

 八幡平(山頂)から1時間15分

 大館能代空港から1時間50分



駐車場


史跡 尾去沢鉱山 駐車場 史跡尾去沢鉱山の駐車場。尾去沢鉱山は広大なテーマパークなので駐車場も広く、約1000台の車が駐車可能で駐車料金は無料となっています。筆者が訪れた時はキャンピングカーも数台駐まっていました。



観光に要する時間


 石切沢通洞抗とよばれる観光坑道は標準コース・特別コースの2コースに分かれています。標準コースは約1100mで所要時間40分、特別コースは1700mで所要時間60分。公式HPでは所要時間は前述の時間より若干短めに記載されていますが、実際採掘跡を見学したり説明を読んだりしていると上記の時間になってしまいます。
 散策には特別コースをおすすめしたいところですが、距離が長いので子供や足腰の弱い方がいる場合は標準コースにしておいた方がよいかもしれません。
 また「砂金採り」や「天然石採り」の体験に要する時間は30分ほど。施設敷地内にはレストハウスや子供用の遊具も整備されており、おおよその目安ですが3時間ほどあればほぼ全ての施設を余裕をもって楽しむことができると思います。



史跡尾去沢鉱山の観光ベストシーズン


 史跡尾去沢鉱山は一年中営業しており、観光坑道は完全な地中にある為(通年を通して気温は13度前後に保たれている)、季節、天気に影響されることなく楽しむことができます。一番のおすすめは真夏の最も暑い時期。炎天下で火照った体も坑内に入ると一気に冷やされ気分爽快です(注:薄着のままだと寒いのでバスタオルや上着は用意しておいた方がよいと思います)。なお冬場は雪深い秋田県の山間部に位置する為、雪道に慣れていない人はアクセスに苦労するかもしれません。またレストハウスや場内に整備されている野外遊具施設も冬場は休業となります。



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