厳美渓 旅行記 「団子」



 厳美渓では「空飛ぶだんご」として知られる郭公だんごが名物となっています。これは渓谷の休憩所から、ワイヤーロープでつないだ籠に代金を入れ合図の板を叩くと、対岸の店員(店主)が篭を引き寄せ注文を見て、団子と茶を再び籠で届けるというものです。販売している団子はあん・ごま・みたらしが主で、「空とぶ団子」では三本セットで売られています。その他、郭公だんご限定商品もあります。なお「郭公だんご」はお店(郭公屋)でも食べる事ができ、店内から対岸でお団子を注文している観光客達を眺めながら食べるお団子もまたおつなものがあります。
 余談ですが厳美渓がある一関市や平泉町周辺はお餅が有名な所。郭公屋の他、周辺の道の駅、平泉町でも美味しいお餅を食べる事ができます。

料金 500円(ダンゴ1人前(ごま、あんこ、しゅうゆ)にお茶付き。) 

問い合わせ先 0191-29-2031

営業時間 9時〜14時30分(売れ切れ次第終了) 3月上旬〜11月末 冬期休業


※お団子は、全て手作りで、蒸し上がった団子に糸を巻きつけて切っています。売り上げは多い時で、1日3,000本以上、まさに「飛ぶような」売れ行きなんだとか。


時間
 団子自体は注文するとたいして時間をおかずに届くのですが、GWやお盆といった混雑時は順番待ちのほうで時間を要し30分ほど待たされることもあります。またお店に黄色い札がかけられるとその日の販売は終了となります。


 雨の場合、少々の雨なら大丈夫ですが風雨が激しい場合は流石に休みとなります。雨に限らず風が強い日も篭がゆれて中のお茶がこぼれる恐れがあるので中止となる場合があります。



空飛ぶ団子


厳美渓の空飛ぶ団子 団子の販売元「かっこう屋」から籠に入れられ運ばれる「郭公団子」。団子が運ばれる度に対岸の観光客からカメラを向けられ、店員さんは少々照れているようにも見えます。

 写真ではわかりにくいですがロープを伝ってお茶と団子が入ったお盆が運ばれており(写真中央左あたり)、空に浮かんでいるようにも見えます。 これが俗に言う「厳美渓の空飛ぶ団子」で渓流の上を渡る籠の光景は厳美渓の風物詩となっています。
厳美渓の空飛ぶ団子



かっこう屋


厳美渓 かっこう屋 厳美渓の名物団子。郭公団子を販売している「かっこう屋」。かっこう屋ではちゃんと店内や庭先の休憩所でも団子を食べることができます。

かっこう屋から見た厳美渓


厳美渓 休憩所 団子屋から川を挟んで見た厳美渓の休憩所。中央の白い線が団子を運ぶワイヤーです。また写真では見えませんが団子屋のすぐ下を厳美渓がある磐井川が流れています。 

郭公団子


厳美渓 郭公団子 厳美渓の郭公団子。三本の団子と冷たいお茶が入っており、代金は左側に吊り下げられた籠に入れる仕組みとなっています(注:料金は前払いで次に注文する人が籠に代金を入れます)。渓谷の涼しげな風を受けながら食べる団子の味はまた格別。


休憩所の光景


厳美渓 休憩所 厳美渓の天工橋のたもとにある休憩所。中央に見える東屋で団子を食べながら休憩することができます。また空飛ぶ団子は渓流を挟んで対岸にある団子屋の窓から籠に入れられロープを伝って届けられます。