猪苗代湖 観光案内 「アサザ」



 猪苗代湖のアザサは夏も終わりに近づく9月の上旬頃に黄色い花を咲かせ訪れる観光客を楽しませてくれる晩夏の風物詩です。
 全国的に見てアザサは護岸の改修工事や水質の悪化で年々減少傾向にあり、環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧(NT)に指定されていますが、猪苗代湖及びその周辺の湖沼では昔からアザサの群落がみられ、豊かな自然がそのまま残されている証ともいえます。
 なおアザサは繁殖すると水面を葉で覆ってしまうため、湖底の生物には悪影響を与える場合もあるので、素人の方が安易に従前からアザサが繁殖していない水域にアザサを移植したりするような事は慎みましょう。

猪苗代湖のアサザ


猪苗代湖のアサザ 猪苗代湖の湖面いっぱいに広がるアサザ。猪苗代湖のレジャ-シーズンは5月から始まり初夏には猪苗代湖も緑豊かな新緑に包まれます。一方アザサは7月下旬頃から咲きはじめ9月の上旬頃に見頃を迎えます。

アサザの花 アサザの花。緑の葉のうえに黄色い可憐な花を咲かせている。アサザの花は日中の5時間ほどしか咲かない半日花で、主なビュースポットは猪苗代湖の北岸に多く見られ、その中でも特に有名な浜が松橋浜。