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猊鼻渓(げいび渓) 旅行記「舟下り」


 猊鼻渓は高さ50mほどの渓谷が約2kmに渡って続く渓谷で、幻想的な光景は水墨画の風景や中国の桃源郷になぞられています。この猊鼻渓、長年ほとんど人に知られる事のなかった渓谷でしたが、学校の校長や都議会議員を歴任し詩人でもあった「佐藤猊巌(さとうげいがん)」の漢詩により世の中に知られることとなりました。その後佐藤洞潭(どうたん)・猊厳父子の努力の結果、大正14年、国の名勝指定を受け、昭和2年には新聞社主催の日本新百景の17位に入選するなど知名度も向上していきます。
 現在は船頭が棹一本で巧みに操るげいび舟での川下りが人気を博し、川下りを楽しみながら四季折々の光景が楽しめる岩手県を代表する観光名所のひとつとなっています。なおアンケート調査による「岩手県の観光スポット人気投票」では第2位に輝いてます。
 
猊鼻渓の旅
鏡明岩

猊鼻渓の鏡明岩。猊鼻渓川下りの発着地点を過ぎてすぐに現れる岩。大きな鏡の様な岩で水面の光りを反射して輝いて見える。鏡岩とも呼ばれ、この岩の部分だけ透き通って見える不思議な岩。
猊鼻渓 鏡明岩
錦壁岩

猊鼻渓の錦壁岩。川下りの折り返し地点にある岩でおそらく猊鼻渓で一番有名な岩。紅葉や雪化粧の錦壁岩はテレビ番組や観光ポスターなどによく使用され誰でも一度は見たことがあるのではないかと思う。
猊鼻渓の錦壁岩
藤岩

猊鼻渓の藤岩。その名の通り岩を藤のつるが覆っており、5月下旬には藤の花で岩一面が淡い紫色になる。猊鼻渓は藤の花が見事な所としても知られており見頃は毎年5月の下旬頃で川下りの名物となっている。

猊鼻渓の藤岩
凌雲岩

猊鼻渓の凌雲岩。名前の由来は初夏の頃になると砂鉄川に立ち込める川霧によって凌雲岩が、雲間から見え隠れする岩のように見えるからと云われています。猊鼻渓初夏の川霧は雲龍のようにたなびき川下り夏の風物詩のひとつとなっています。
猊鼻渓の凌雲岩
毘沙門窟

猊鼻渓の毘沙門窟。大きな岩の根元に洞窟があり毘沙門天が祀られている。船頭さんのお話ではお賽銭を入れたい人は船頭さんに渡しておくと後で入れておいてくれるそうだ。なお舟からお賽銭を投げてもほとんどが届かず川の中に沈んでしまうらしい。
猊鼻渓の毘沙門窟
あまよけの岩 

猊鼻渓 あまよけの岩。名前の由来は岩がひさしのようにせり出しており、にわか雨の時など川下りの舟を寄せて雨をしのげることからきているそうです。しかし船頭さんは実際雨の日に舟を寄せてみたがずぶ濡れになってしまったと言っていました。
猊鼻渓 あまよけの岩
猊鼻渓のおすすめスポット一覧
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