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岩手県 旅行記「焼走り溶岩流」岩手県の焼走り溶岩流は江戸時代の1719年に岩手山中腹の噴火口から噴出した熔岩跡です。真っ赤な熔岩が山麓を駆け下りる光景を見た当時の人々が「焼走り」という名前をつけたとされています。これらの溶岩流は風化がほとんど進んでおらず土壌も形成されていない貴重なものとなっており、国の特別天然記念物に指定されています。なお指定された面積は約150haにも及ぶ広大な地域となっています。 ・所在地：岩手県八幡平市平笠地内（国有林内） |
焼走り溶岩流は岩手山の噴火により流れ出た熔岩が冷え固まったもの。黒い岩石帯が最大幅約1km、長さ約3kmの扇状に広がっている。なお焼走り溶岩流の周辺はキャンプ場や温泉、天文台などがあり、一大アウトドアスポットとなっている。
焼走り溶岩流は形成されて300年ほどしか経過しておらず、表土がないことから樹木の数もまばら。黒い溶岩流の中に所々見える樹木は色が映えて見え他では見られない美しさを感じる。
散策路から見た岩手山の光景。辺り一面荒涼とした光景が広がっているが、意外と小鳥やトンボの姿も見ることができた。案内看板によると熔岩石の下に水たまりがありカエルの姿なども見ることができるのだそうです。
散策路を歩く観光客。焼走り溶岩流の散策路には直系5センチほどの冷え固まった熔岩が転がっており、坂道こそ無いが散策する際非常に体力を消耗する。
焼走り溶岩流散策路の終点にある展望台。展望台の下にはこの地を訪れた宮沢賢治の記念碑が建てられている。なお帰りは舗装道路を歩いて駐車場まで戻ることができる。
焼走り溶岩流の駐車場。駐車場は散策路の入り口に設けられており、舗装された駐車場と砂利の駐車場と複数箇所ある。周辺にはキャンプ場や天文台、入浴施設などの施設が点在している。
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