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岩手県 旅行記「報恩寺の五百羅漢」


 岩手県の盛岡市にある報恩寺は1394年、三戸南部家十三代目の当主である守行公により創建された曹洞宗のお寺です。元々は青森県の三戸町に建てられた寺院ですが、南部家が本拠地を三戸町から岩手県の不来方(現在の盛岡市)に移したのに伴い現在の場所に移転してきました。
 藩政時代は南部領内曹洞宗二百八寺の総禄として重きをなし、現在は禅修行の僧塔として地域の参禅道場となっています。また当寺院は羅漢堂に安置されている五百羅漢が有名でこちらは市の重要文化財に指定されています。

所在地岩手県盛岡市名須川町31-5
 
山門

報恩寺の山門。現在の山門は昭和53年に新築されたもので、楼上には白山権現を中心に秋葉三尺坊と倶利伽羅不動の二尊像がまつられています。

報恩寺の山門
本堂

報恩寺の本堂は昭和35年に火災により焼失したものを同39年に再建したもの。本尊の釈迦牟尼仏並びに脇侍の文殊、普賢菩薩像はともに聖徳太子の作とされ江戸時代に報恩寺に迎入れられたといわれています。
報恩寺 本堂
本堂内

報恩寺本堂内の光景。向かって突き当たりを左に行くと禅修行の道場へ、すぐ手前を左に行くと本尊を拝むことができる。なお羅漢堂は後ろにある。

報恩寺 本堂内の光景
羅漢堂

報恩寺の羅漢堂を外から見た光景。実際には外から入ることはできず本堂を通って堂内に入る。外見は土蔵造りとなっているがお堂内は「華厳殿」という仏の世界は無限であるという宇宙観を表したものになっている。
報恩寺 羅漢堂
五百羅漢

羅漢堂内にある五百羅漢。羅漢は色々なお姿、お顔、仕草をされており、どれ一つをとっても同じ者はない。なかにはどう見ても悪ふざけをしている町民にしか見えないお姿もあるが、お寺の説明ではどの羅漢も皆待法三昧の行に入っているお姿で純粋に法を持ち続けているありがたいお姿なのだそうです。
報恩寺の五百羅漢
羅漢堂内の光景

こちらは羅漢堂内の光景。堂内は華厳経と呼ばれるお経に記された宇宙観を表しているとされ、中央には盧舎那仏が、その両脇には善財童子と八歳竜女が安置されている。この他釈迦の十大弟子の立像、十六羅漢の坐像が安置されており、それらを囲むように五百羅漢が並んでいる。

羅漢堂内の光景
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