立雲峡



 立雲峡は竹田城の東側にある自然公園です。地元の方のお話では以前は散策路がある桜で有名な山だったそうですが、竹田城の知名度のアップに伴い眺望スポットである立雲峡も人々に知られるようになったのだそうです。ちなみに竹田城の天空の城というイメージはこの立雲峡からの眺めに由来するものといわれています。
 近年は展望台も設けられ木々に遮られることなく撮影可能となり、雲海シーズンの土日祝日には早朝の早い時間帯から駐車場も含めて場所取りのカメラマンで一杯になり、特に駐車場は午前3時頃から満車となってしまうほどの人気ぶりです。
 なお駐車場が満車で駐車不可の場合、麓の観光駐車場を利用することとなりますが、そこからですと山道を徒歩で約30分の行程となります。
 

立雲峡から見た竹田城


立雲峡から見た竹田城 立雲峡から見た竹田城の光景。雲海が立ち籠め麓の城下町も全く見えません。雲海に浮かぶ様はまさに「天空の城」にふさわしい光景。


立雲峡から見た竹田城 こちらは晴れた日に見た竹田城の光景。均整のとれた石垣は貴重な遺構としても知られていますが、近年の観光客の増加による傷みも目立つようになり対策が急がれてます。

車でしか行けないって本当?


 立雲峡へ行くにあたって一番気になるのが駐車場。立雲峡には山の中腹に駐車場がありますが、雲海の発生する時期の土日祝日などは午前3時頃から満杯となっていしまいます。またマナーの悪いカメラマンなどが道中路上駐車してしまうので、車のすれ違いができなく、かなりのストレスを感じてしまいます。それなら歩いて行けばいいのでは?と考えるところですが、麓の駐車場から立雲峡の展望台までは約1時間の行程。また雲海を見るためにはまだ日の昇らない時間帯に街灯もない山道をトレッキングしなければなりません(ただし山頂を目指す車や人は結構おり、意外と賑やかです)。以上のように1時間にも渡る暗闇の山道を歩くというオマケつきですが、立雲峡へは車以外でも行くことは可能です。