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太閤さんがつくった商人の街。大阪の見どころ








大阪 旅行記 「難波宮跡」

 古墳・飛鳥時代の王朝は天皇が変わる度に都も変えるのが常となっていましたが、やがて財政的な理由から皇位が変わっても同じ都にとどまり続ける天皇もおられました。そんな時代におきたのが中大兄皇子や中臣鎌足らが蘇我氏を排斥する為におこした乙巳の変です。この変で天皇となった孝徳天皇は蘇我氏の影響力が色濃く残る飛鳥の地から難波の地に遷都し政治を行います。この時建てられたのが難波宮で、有名な大化の改新の政治が行われたのも難波宮です。
 難波宮はその後の遷都共に廃れていったと考えられていますが、約100年後の聖武天皇の時代にはわずかな期間ですが再び都がおかれ、この時の難波宮を「後期難波宮」と呼んでいます(なお大化の改新時の難波宮は「前期難波宮」と呼ばれ区別されています)。


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難波宮跡


難波宮跡 難波宮跡の光景。大極殿の朱雀門跡などの遺跡が発掘された場所で、隣にある阪神高速道路はこの区間だけ地中にある遺構を傷つけないという目的で地中に杭を打たない平面構造(他の区間は全て高架構造)になっています。

史跡公園


難波宮 史跡公園 難波宮史跡公園で遊ぶ子ども達。史跡に指定された広大な区域は史跡公園として整備が進み、今では地元住民や子ども達の憩いの場に生まれ変わりつつある。