大涌谷の温泉



大涌谷温泉 大涌谷の南東部には大涌谷温泉とよばれる広大な温泉源が広がっており、大涌谷ではここに温泉供給施設を設け高低差350m、総延長2600mの鋼管を布設し源泉を箱根の各温泉施設に供給しているのです。つまり「大涌谷温泉」とは入浴施設ではなく温泉供給施設というわけです。
 この大涌谷温泉の給湯量は4,000〜5,000t/日ほどあり、定期的にメンテナンスを行わないと配管に湯の花がこびりつき閉塞してしまうのですが、大涌谷の火山活動が活発となり立ち入り規制が行われた際にはメンテナンス要員の立ち入りも制限され箱根各所の温泉が枯渇が危惧されました。現在は特別に箱根温泉供給会社の作業員の立ち入りが許可されており従前通り箱根各所へ温泉の供給が行われています。

なお箱根湯元の入浴施設については別途「箱根湯元 日帰り温泉」のページを参照。


泉質


 大涌谷温泉は大涌谷で自噴する温泉に、仙石原の地下水である山清水へ火山性蒸気を吹き当て造成した温泉を混合している混合温泉となっており、泉質は酸性・カルシウム・硫酸塩温泉となっています。

泉温度及び効能

源泉 63.6℃
効能
 きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進


日帰り入浴


 日帰り入浴施設については別途「箱根の温泉」で紹介していますが、湯本付近であれば、湯本駅から車ですぐの日帰り温泉「箱根湯寮」が、芦ノ湖付近であれば、桃源台駅すぐ向かいの「箱根レイクホテル」がおすすめです。