寒川神社の厄払いとお宮参り



寒川神社 厄払いの神社として有名な寒川神社。その効果は「すべての悪事災難をとり除き、福徳開運を招き、生活活動に限りなき恩恵をもたらす」とされており、肉体的・精神的に大きな転換期とされる厄年の方や、なぜか物事がうまく進まない、努力してるのに結果が伴わないと感じている方、そして9年に1度巡ってくる「八方塞がり」の年の方など人生の節目を迎える方々が多く訪れその効果をいただいていくのです。

 なお厄年や八方塞がりの年についてはこちらの「見付天神 矢奈比賣神社」のサイトで分かりやすく紹介していますので参考にしてみて下さい。また厄払いの詳細な効果については別途「寒川神社のご利益」のページを御覧下さい。

目 次

厄払い・お宮参りとは?
予約は可能か?
費用はいかほど?
混雑状況と待ち時間
服装

厄払い・お宮参りの手順
最後に




厄払いとお宮参り


そもそも厄払いやお宮参りってなに?

 厄払いとは簡単に説明するとその人の厄、つまり悪事災難を取り払うご祈祷です。厄年にあたる年や物事、人生に行き詰まりを感じた時などが厄払いをうけるタイミングといえます。またお宮参りとは初宮詣ともいい、子供の誕生後、三十日前後に初めて神社に参拝し、子供が生まれてきたことに対する感謝との健やかな成育と幸せをお祈りすることをいいます。

なお「お宮参り」の意味・一般的風習等の詳細については別途「明治神宮のお宮参り」を参照。


寒川神社のお宮参り・厄除け


予約は可能?

 寒川神社では厄払いやお宮参りの予約は受け付けていません。見方を変えると予約不要で厄払いを受けることができるということ。なお公式サイトから、受け付け用紙をダウンロードできるので事前に記入して行けば、待ち時間を縮めることが可能です。


費用はいかほど?

 一般的な祈祷料の相場は5千円といわれていますが、寒川神社では厄払いの祈祷料は3千円、5千円、1万円、3万円、5万円と設定されています。この金額の差はご祈祷後に頂けるお札やお守り、御神酒等の数であり祈祷内容には変わりはないようです(直接聞いて確認したわけではないのですが、ご祈祷は皆さん同じ場所で一斉におこないます)。またお宮参りの初穂料はお宮参りの初穂料は5,000円からとなっています。


混雑状況・待ち時間は?

 一般的に厄除けは年始めのお正月から節分までの期間中に済ませるのが良いとされており、寒川神社においては1月などは全国からの参拝者で溢れ、2時間以上待つのもざら。表参道の道路も駐車待ちをする車で大渋滞となりますので半日以上時間を要することもあります。神社の方でも参拝者の為に冷暖房完備で授乳室も整備した立派な待合室を整備していますが、ある程度のストレスを感じるのはやむを得ないと割り切ってください。なお上記の期間以外は驚くほど空いており長時間待たされるというようなことは滅多にありません(ご祈祷に要する時間は20分ほど)。
 またお宮参りについては特に期間の指定はないですから上述の混雑する年始めの期間を避けて訪れればよいでしょう。


寒川神社のお宮参り・厄除け


服装は?

 服装については特に指定はありませんが、一般的には正装がよいとされています。神聖なる神様の前にでても失礼のないような服装であれば問題はないでしょう。なお寒川神社においてはご祈祷時は渡された白装束をまとって受けることになりますので、あまりかさばらない服装にしておくとよいでしょう。また本殿に行くまでには階段もありますのでお宮参り時にベビーカーの使用などは控えるようにした方がよいでしょう。


厄払い・お宮参りの手順

 最後に厄払いのご祈祷とお宮参りの現地での手順を説明します。基本的に厄払い、お宮参りともに同じ場所で一緒に行われますので本ページでも一括して説明します。

1.受付
 まず最初に拝殿で参拝をした後、受付手続きを行います。受付時間は8:00〜17:00となっており、受付場所は神門をくぐった右手にあり大勢の人が集まっていますし、誘導員の方もいますのですぐにわかります。受付では申し込み用紙に住所・氏名・祈願の種類を記入し初穂料を納めると番号が書いてある札が渡されます。なおご祈祷の効果がもっとも強くなる時間帯は太陽が天空に向かって昇る午前中とされています。

2.待合室へ
寒川神社 待合室 受付をすますと待合室へ案内されます。普段は数名ですぐにご祈祷を受けることができますが、混雑時は順番がくるまで待合室で待たされます。室内には神社や八方除、祈祷のマナーに関するビデオ映像が流れ、セルフサービスですがお茶と和菓子も提供されます。

3.拝殿へ移動
 ご祈祷は50人ごとに行われ順番が来ると巫女さんから説明を受けながら拝殿へ案内されます。この時案内にしたがい
渡された白装束を羽織り口を清めます。

4.ご祈祷
 拝殿についたらご祈祷開始です。このご祈祷は厄払い・お宮参り同時に行われ各祈祷者の名前が神前で読み上げられます。ご祈祷の時間は20分ほどで最後にはお札や御神酒などをお受けします。ご祈祷を受けると本殿裏手にある神苑「神嶽山神苑(かんたけやましんえん)」に入ることもできます。

なおご祈祷にこられない人の為に郵便でご祈祷を申し込むこともできます。   なお厄除けは一般的に日の高い午前中に受けるのが良いといわれていることを付け加えておきます。 正月から節分にかけての土日祝日は大混雑し表参道の道路から車が渋滞していることもしょっちゅうです。


寒川神社のお宮参り・厄除け


最後に

 寒川神社はご祈祷を専門としている神社だけあって、参拝者の疑問点については丁寧に分かりやすく説明してくれます。もしご祈祷に際し不安や分からない点があれば直接寒川神社に電話して確認してみるとよいでしょう。
TEL 0467-75-0004

 またお宮参りの主役は赤ちゃんですが、祈祷はお宮参りだけでなく厄除けの人も一緒です。そんな状況のなかで赤ちゃんが大声で泣き出してしまったらどうしたらよいのでしょうか?
 実は大声で泣くということは神様に強く印象付る意味を持ち、お宮参りで神様の前で泣くのは吉事とされています。
もし神前で赤ちゃんが泣き出してもご両親や他の祈祷者共々焦らず、むしろ喜んであげて下さい。