柏神社のご利益・神様
本ページでは一般的にいわれている柏神社のご利益の他、七五三、お宮参り、厄除け等の人生儀礼についてもご紹介していきますが、まず最初に柏神社を理解する上で、祀られている神様を知ることは非常に大切な事ですので、以下にご紹介していきます。
柏神社に祀られている神様は大山祇命、稲倉魂命、月読命、素戔嗚尊、稲田姫命の5柱となってます。
大山祇命
伊弉諾尊と伊弉冉尊の間に生まれた大いなる山の神。娘は天皇の祖神にあたるニニギの命に嫁いだ「木花咲耶姫」。
出羽三山の湯殿神社から分霊されてきました。
稲倉魂命
素戔嗚尊の娘で宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)とも呼ばれています。もともとは穀物を司る神様でしたが(「宇迦」とは食物のこと)、渡来系の豪族である秦氏の氏神である農耕神や仏教の荼枳尼天(だきにてん)、民間で信仰されていた「宇賀神」といった農耕神と習合し現在は「稲荷さん」として親しまれています。こちらは出羽三山の出羽神社から分霊されています。
月読命
天照大御神、素戔嗚尊とならんで三貴子とされる神様です。月読命は夜の世界の支配者で月の運行を見て暦を司ることから、農耕や漁猟の守護神とされています。出羽三山の月山神社から分霊されてきました。
素戔嗚尊
厄除けで有名な京都八坂神社の主祭神。日本神話の古事記で最も登場する場面の多い神様でもあり、あの「八岐大蛇」を退治したのも素戔嗚尊です(素戔嗚尊の詳細については別途「
八坂神社の須佐之男命」を参照下さい)。京都の八坂神社から分霊されてきました。
稲田姫命
通常は奇稲田姫もしくは櫛名田比売と呼ばれている(ともに読み方は「(クシナダヒメ)」)女神で、八岐大蛇の生け贄にされそうになった際、素戔嗚尊に助けられ妻となります。こちらも素戔嗚尊と共に京都の八坂神社から分霊されています。
柏神社のご利益
柏神社は元々の由来が現在の柏市周辺で流行った疫病を鎮める為に、厄除け祈願で有名な八坂神社の総本山である京都八坂神社から勧請されたものでありますから、一番のご利益は当然の事ながら「厄除け」となります。他にも安産、商売繁盛、交通安全祈願、縁結びといったご利益があるとされ地元の方を中心に多くの信仰を集めています。
お宮参り・七五三・厄除け
多くの地元の方の信仰を集めてきた柏神社。当然の事ながら数々の人生儀礼も行われてきています。本項では数ある神道の人生儀礼のうち、お宮参り、七五三、厄除けについてご説明していきます。
なおこれら人生儀礼のご祈祷は柏神社の場合すべて社殿に上がる「正式参拝」となっていますので、服装は正装で靴下や足袋の着用が必要となります。
お宮参り
お宮参りとは初宮詣ともいい、子供の誕生後、三十日前後に初めて神社に参拝し、子供が生まれてきたことに対する感謝と健やかな成育と幸せをお祈りすることをいいます。
赤ちゃんの服装は産着(祝い着)の下に白羽二重の内着を切るのが正式ですが最近ではベビードレスの方も多く見られます。
また柏神社における初穂料(料金)は「お気持ち」とされていますが、一般的な初穂料(料金)は5,000〜15,000円といわれています。
近年はお宮参りの日に
お食い初め(おくいぞめ)も行うのが一般的となっていますが、柏神社は駅や街の中心部に近いので会食をするお店も沢山あり、お食い初めのメニューを用意しているお店もあります。
七五三
七五三とは徳川綱吉が子供である徳松のお祝いを
二十八宿の鬼宿日にあたり何事のお祝い事にも最良の日とされる11月15日に行ったのが始まりといわれています。
それがやがて庶民の間に広まり、現在では対象年齢に当たる子どもに晴れ着を着せて、11月15日に神社に参詣し、子どもたちの成長と健康を感謝すると共に、今後の成長とさらなる健康を祈願する行事となりました。
七五三の祈願日は11月15日がもっとも望ましいとされていますが多忙な現代においては前後半月の期間中に行うのが一般的となっています。
ただし柏神社においてはあらかじめ七五三の祈願を行う日が決められており、それ以外の日は要予約となっていますので、祈願に訪れる際には必ず
事前確認をして下さい。
問い合わせ先 04-7163-4259
公式HP→
https://www.kashiwajinja.com/
また初穂料、つまり祈願料ですが、こちらも「お気持ち」とされており、一般的な相場は5,000〜15,000円といわれています。
厄除け
厄払いとは簡単に説明するとその人の厄、つまり悪事災難を取り払うご祈祷です。厄年にあたる年や物事、人生に行き詰まりを感じた時や心機一転したいと思ったときなどが厄払いをうけるタイミングといえます。
なお厄年にあたる年についてはこちらの「
見付天神 矢奈比賣神社」のサイトで分かりやすく一覧を紹介していますので参考にしてみて下さい。また厄払いを受ける時期としては、厄年は正月を迎えた時点で年齢が増す数え年で考えてますので正月明けが一番良い時期となります。