パワースポット 日光東照宮
2023年12月14日
日光東照宮は徳川家康の「日光山に小さな堂を建てて勧請し、自分を祀ること。そうすれば八州(現在の関東地方)の鎮守となろう」という遺言に従い造営された霊廟です。
東照宮が鎮座する日光山は運気や自然のエネルギーが集まりやすい神聖な場所とされ、古来より山岳修行の霊場として信仰されてきました。長く続いた戦乱の世を終わらせ260年にも及ぶ泰平の世の基礎を築き上げ、神格化された徳川家康。そしてその徳川家康が祀られている古来よりの霊場。このような由縁からか日光東照宮を含めた日光山内は多くの人が訪れるパワースポットとされ認知されているのです。
なお日光東照宮の属性は「空」といわれています。この属性の考え方については別途「
パワースポットの属性 」のページをご参照下さい。
※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
パワースポットの場所を地図で確認する
目 次
東照宮のパワースポットの場所・効果
石畳
奥宮宝塔(待ち受けスポット)
龍道
三猿
二荒山神社(縁結びスポット)
縁結びの木
二荒霊泉
上神道
中宮祠
お守り
鈴鳴龍守
叶鈴御守
三猿のお守り
御朱印
東照宮の御朱印
奥宮の御朱印
鳴龍の納経印
日光山内で頂ける御朱印 一覧
一言に日光といっても結構な広さがあり、パワースポットの場所や効果も様々ですので本項ではこれら日光及び日光東照宮の各パワースポットの場所、効果を整理してご紹介していきます。
地図中 @
陽明門と唐銅鳥居の中心を結んだ線上に、鳥居から見て陽明門がうまく収まる場所に位置する石畳(具体的には最後尾から3枚目の石畳とされています)は「北辰の道の起点」と呼ばれ、「日光東照宮」内でももっとも強いパワースポットとされています。北辰とは北極星のことを意味し、北極星は昔は神の星とされ、東照宮では陽明門と唐銅鳥居の中心を結んだ線上に表れるようになっています。そして日光は江戸の真北に位置することから日光に向かう道は「北辰の道」と呼ばれ、前述の石畳はその北辰の道の始まりというわけです。さらに北辰の道の奧には徳川家康の霊廟が鎮座しており、石畳はまさに日光のエネルギーが集まり、生命力アップをはじめとした様々が効果がある場所といわれているのです。
徳川幕府は江戸の町作りの際に風水や風水の源流ともいえる陰陽道の思想を数多く取り入れ設計・建設を行ったといわれています。この事から江戸の真北に位置する霊場日光に東照宮が鎮座しているのは単なる偶然ではなく江戸を守護する為に計算されたものなのかもしれません。
照降石 地図中 A
さて日光東照宮にはもうひとつ有名な石があります。その石の名は「照降石(てりふりいし)」と呼ばれ石鳥居の場所(前述の唐銅鳥居とは別の場所です)にあり、雨が降る前日に、石の表面の色が変化すると言われています。筆者自身雨が降る前の日に見た事がないのでなんともいえませんが、この石は斜め半分の色彩が異なっていますのですぐにわかります。皆さんも機会がございましたら一度訪れてみてはいかがでしょうか?
地図中 B
東照宮の最奧にある奥宮のさらに奧に建てられている「奥宮宝塔」には家康の神柩(しんきゅう)が納められています。神柩とは「神となった家康公の御霊が納められた柩」という意味で、まさにパワースポット日光東照宮の要ともいえる場所です。
この神柩が納められている宝塔のすぐそばには「叶杉」と呼ばれる樹齢600年の巨大な杉があり、叶杉の傍らにある祠に願い事をするとその願いが叶うと言われています。
さらに奥宮宝塔を参拝後、同じ場所にある井戸の水に触れると、ここで得た気を定着させる効果があるとされています。
また奥宮宝塔は近年スマートフォンの待ち受け画面に設定すると、パワーを授かり運気が上昇すると言われるようになり、この待ち受け画面は「叶杉」と「宝塔」が重なるようにして撮影したものを使用すると効果が増すといわれています。
地図中 C
前述の奥宮へは
眠り猫 がある坂下門をくぐり拝殿を大きく迂回するようにして向かいますが、この奥宮へ続く道は龍道といわれ(正式名称は「東回廊」)、地球を巡る大きなエネルギーの通り道とされています。この道を通って奥宮に向かうと龍道のパワーを授かる効果があるというわけです。
なお一般的にこの龍道の他に前述の奥宮宝塔、北辰の道の起点の石畳をあわせて日光東照宮の三大パワースポットと呼ばれています。
地図中 D
「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な日光東照宮の三猿。重要文化財にも指定されているこの三猿は神厩舎(しんきゅうしゃ)に配されています。これは猿は馬を病気から守るという言い伝えによるものとされ、神厩舎には三猿の他に人の人生を猿で表現した8面16匹の猿の彫刻も飾られています。こちらも多くの方が訪れるパワースポットとして認知されていますので、参考までにご紹介してみました。
二荒山神社は日光東照宮の西隣に鎮座する1200年もの歴史を誇る神社で、その昔は山岳修行の霊場だった日光山内の信仰の中心として崇拝されてきました。
この二荒山神社の主祭神は
縁結びのご利益で有名な出雲大社 と同じ「大己貴命(おおむなちのみこと)」。大黒様の名でも知られている大己貴命は幸運を呼び込む福の神であると共に縁結び、良縁の神様でもあります。この為、二荒山神社は縁結びのパワースポットとして知られ良縁・縁結びを祈願する人が数多く参拝に訪れています。
二荒山神社は基本的には日光東照宮とは別の寺院となりますが、東照宮に隣接し同じ日光山内にあるパワースポットとして広く認知されていますので、本項で効果や場所についてご紹介していきます。
地図中 @
二荒山神社の大鳥居近くにある「縁結びの木」は杉の木にナラの木が重なり一緒になっていることから「好き(杉)なら(ナラ)一緒」という掛け合わせで縁結びのご利益があると言われています。
他にも縁結びの木の近くには1つの根から2本の杉が生えている「夫婦杉(夫婦円満のご利益)」、1つの根から3本の杉が生えている「親子杉(家族円満のご利益)」があり、これら3本を総称して「三大ご神木」と言われています。
地図中 A
境内の拝観料は無料となっている二荒山神社ですが、境内西側の「神苑エリア」は別途料金が必要となっています。この神苑で飲むことができる「二荒霊泉」は眼病に効くといわれる「薬師の霊泉」と水の神様を祀り、お酒の味がするといわれ二荒山神社の別宮でもある滝尾神社の「酒の泉」を合わせたもの。眼病やアンチエイジングの効果があるといわれています。
なお滝尾神社には二荒山神社の主祭神である大己貴命の妃神、田心姫命が祀られており、日光東照宮から稲荷川沿いを上流へ20分ほど歩いた所にひっそりと鎮座していますが、こちらもパワースポットとして知られている神社なので時間があれば足を伸ばしてみて下さい。田心姫命は
厳島神社 で有名な宗像三女神の一柱です。
滝尾神社境内には鳥居の小さな穴に石を3回投げひとつでも穴を通ったら良いことがあるといわれる「運試しの鳥居」や、子宝に恵まれ安産になるという「子種石」、笹に願を込めると縁が結ばれるといわれる「縁結びの笹」などのご利益スポットもいくつかあります。
地図中 B
日光東照宮と二荒山神社を結ぶ2本の道のうち厳かな雰囲気のただよう「上神道」は両寺社を結ぶ近道であるとともに、東照宮から二荒山神社へと流れるエネルギーの通り道であるとされ、通ると運気がアップするといわれています。
日光二荒山神社中宮祠は中禅寺湖北岸に鎮座する社で、男体山頂上に鎮座する二荒山神社の奥宮と日光市内に鎮座する本社の間にあるため「中宮祠」と呼ばれています。
男体山を借景とした景勝地とし知られている他、勝運上昇のご利益があるとされる樹齢1100年のご神木「いちい(一位)の木」や悩みや迷いの打破、開運の効果があるというご神木やお社が数多く存在し、商売繁盛、勝ち運上昇、家運隆昌、良縁成就、子授け、安産、子育てといった数多くのご利益、効果のあるパワースポットとしても知られています。
位置的には日光東照宮から奥日光に向かう道中にあたりますので、ご利益にあやかりたい方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
地図で場所を確認する →
栃木県日光市中宮祠2484
様々な効果があるパワースポットとして知られている日光東照宮。そのご利益にあやかろうと東照宮で授与できるお守りも大変人気があり、本人のみならずお土産としても喜ばれています。
本項ではこの日光東照宮のお守りについて特に人気のあるものをピックアップしてご紹介していきます。
日光東照宮の境内にある輪王寺薬師堂の天井に描かれた龍は、龍の顔の真下で拍子を打つと音が共鳴することから「鳴き龍」と呼ばれ広く知られています。水を司る龍には防火や豊穣のご利益があるとされ、この鳴き龍のご利益が宿るとされる「鈴鳴龍守」の御守りには、邪を払う魔除けの効果があるとされる鈴も付いており、ストラップ代わりにもなることからか多くの方が授与されていきます。
「叶鈴御守」は日光東照宮のお守りで、白い鈴に東照宮を守っているとされる
眠り猫 が付いたお守りです。前述の「鈴鳴龍守」と同様に「魔除けの効果」の他に眠り猫のご利益が宿っているとされています。
なお現地で見た案内によると鈴に一緒に付いている「眠り猫」が取れてしまえば、効果がまったくなくなってしまうそうです。
広く世に知られている日光東照宮の三猿。この三猿をモチーフにしたお守りは日光における数多くあるお守りの中でも不動の一番人気を誇っています。三猿のお守りは様々なご利益のものがありますので、自分の希望に添ったものを授与する事ができます。
なお三猿のお守りは三猿が彫られている神厩舎のそばにある授与所で取り扱ってましたので、もし入手したい場合は拝殿ではなく神厩舎のそばの授与所を訪れるようにして下さい。
日光東照宮内で授与する事ができる御朱印は3種類ですが、日光山内にある二荒山神社・輪王寺の各お堂の御朱印も合わせると合計で20種類ほどとなります(期間限定や祭事の時のみ授与できる御朱印もあります)が、本項では日光東照宮で授与できる御朱印を中心にご紹介していきます。
日光東照宮の御朱印は表門の右にある授与所で授与する事ができます(境内に入らないので御朱印の授与だけでしたら拝観料は必要ありません)。一応近くには案内看板も建てられていましたし、午前中の早い時間帯から順番待ちの列ができているのですぐに分かると思います。
御朱印と御朱印帳は2019年初頭より初穂料(価格)改定となり、御朱印500円(陽明門竣功記念シール付)、御朱印帳2,300円です。
東照宮の祭神である徳川家康公の御霊が祀られている奥宮。この奥宮でも御朱印を授与する事が可能で、御朱印には中央に「東照宮奥宮」と記載があります。文字通り奥宮でのみ授かることのできる御朱印です。 御朱印300円
納経印とは寺院にて写経の奉納または読経をした際の受付印ですが、現在はほとんどの寺院でお経の代わりにお布施、初穂料を納めることでもらえるようになっており、御朱印とほぼ同意語の宗教行為となっています。
鳴き龍で有名な輪王寺の薬師堂は東照宮境内にあり(輪王寺そのものは東照宮と別に日光山内にあります)、この薬師堂で「鳴龍」の納経印を頂く事ができます。
なお輪王寺薬師堂は仏教施設つまりお寺ですので、御朱印帳を神社用、お寺用とに分けて管理されている方はお気をつけ下さい(日本は古来より
神仏習合 であった為、御朱印帳は特に分ける必要はないといわれています)。
ここまで日光東照宮で頂ける御朱印をご紹介してきましたが、日光山内には他に輪王寺や二荒山神社といった寺院があり、それぞれお堂や末社、摂社が存在し御朱印を頂ける所もあります。本項ではこれら東照宮以外で御朱印が頂ける所を以下に整理してみましたので参考にしてみて下さい。
日光・二荒山神社本宮「四本龍寺」【輪王寺三仏堂】
日光・輪王寺「三仏堂(金堂)」
日光・輪王寺「黒門」
日光・輪王寺「護摩堂」
日光・輪王寺「常行堂」
日光・輪王寺「大猷院」
日光・二荒山神社の御朱印 -
日光二荒山神社「神橋」【神橋社務所】
日光二荒山神社
日光・二荒山神社「日枝神社」
日光・二荒山神社「大国殿」
日光・二荒山神社「朋友神社(みともじんじゃ)」
日光・二荒山神社「北野神社」
日光・二荒山神社「瀧尾神社(たきのおじんじゃ)」
日光・二荒山神社「別宮・本宮神社(ほんぐうじんじゃ)」