比叡山延暦寺 西塔の常行堂



 常行堂は正式には「常行三昧堂」といい、四種三昧のうち常行三昧の業を修するお堂で、本尊は阿弥陀如来。お堂の内部は非公開となっていますが、修行は阿弥陀如来の周囲を念仏を唱えつつ90日間歩く内容となっており、おそらくお堂の中心に本尊の阿弥陀如来が安置されているものと推測されます。


常行堂


比叡山 常行堂 比叡山西塔の常行堂。常行堂は隣にある法華堂と廊下によって繋がっており、弁慶が両堂を繋ぐ廊下に肩をいれ担いだという言い伝えから「にない堂」とも呼ばれている。なお両堂は共に僧が修行を行う仏堂。


比叡山 西塔の常行堂 苔の庭園  紅葉の名所として知られる比叡山延暦寺の常行堂だが、その周囲は苔に覆われ普段は青々とした苔の庭園を楽しむことができる。説明によると苔が一番映えるのは梅雨の時期だそうです。