南禅寺の紅葉
南禅寺の紅葉は境内や庭園、
水路閣の光景やすぐ隣の寺院「永観堂」が有名ですが、
三門の上より眺める紅葉した
京都市街や境内の光景も見事で様々な楽しみ方ができる。
見頃 11月中旬〜12月上旬
法堂付近の紅葉
南禅寺の法堂(はっとう)。紅葉の時期の光景。三門をくぐると真っ正面に見えてくる。行事や法要が行われる南禅寺の中心的建物で中には中央には釈迦如来像・文殊菩薩・普賢菩薩のがまつられている。現在の法堂は1909年に再建されたもの。
釈迦如来
釈迦如来とは仏教の開祖であるお釈迦様を如来として敬う呼び方で他の如来は釈迦如来の教えを具現化した存在とも言えるため全ての如来のモデルともなっている。
文殊菩薩
一般的に智慧を司る菩薩といわれ、 経典と剣を持って獅子に乗った姿をしている。なお文殊菩薩は普賢菩薩とともに釈迦如来の脇侍として欠くことのできない釈迦三尊像の一つの菩薩となっている。
普賢菩薩
普賢とは普く賢い者の意味で、仏の慈悲と理知を顕して人々を救う賢者とされている。文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍として釈迦三尊像の一つの菩薩となっている。よくお寺で白像に乗った仏様を見かけるが、それが普賢菩薩である。
境内の紅葉
南禅寺境内の光景。南禅寺は三門から境内の庭園の広い範囲で紅葉を楽しむことができる。紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬にかけて。歌舞伎では石川五右衛門が三門の上から眺めた光景を「絶景かな」と賞賛しているシーンがある。
南禅寺境内の紅葉。表面がツルツルの木の枝にまとわりつくようにモミジの木が伸び真っ赤に紅葉していた。ありきたりの光景ではあるが何故か印象に残った。
水路閣
水路閣から見た南禅院の紅葉。アーチ状のレンガ造りの水路閣はローマ時代の建築物を思わせるが、その向こうには日本庭園の紅葉が広がりなにか不思議な感じがする。
永観堂
南禅寺の永観堂。永観堂は南禅寺から北へ5分程の所にある寺院で通称「モミジの永観堂」。南禅寺とならんで紅葉の名所だが意外と知られてない隠れスポットだ。