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毛越寺 旅行記「境内の光景」


 毛越寺は慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多くの伽藍が造営されました。当時は堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれていますが、奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失してしまいました。現在毛越寺庭園にあるお堂は後の世に再建されたものです。
 
毛越寺の旅
開山堂

毛越寺庭園にある開山堂。毛越寺を開山した慈覚大師をお祀りするお堂。他に大日如来像や藤原三代の画像が安置されている。開山堂は毛越寺庭園西側の一番奥まった所にある。


毛越寺園庭 開山堂
開山堂とは仏教寺院において寺院の創立者や開山者の像を祀った堂のこと。寺によっては祖師堂(そしどう)、御影堂(みえいどう、ごえいどう)、影堂(えいどう)などともいう。毛越寺には慈覚大師円仁が祀られている。

慈覚大師円仁
天台宗の開祖最澄の弟子で9年間に渡り唐滞在し長安や天台山を訪れ天台宗の発展に貢献した名僧。日本では東日本を中心に数々の寺を開山・再建し、目黒不動として知られる瀧泉寺や浅草の浅草寺、山形市にある立石寺松島の瑞巌寺を開いたと言われる。
常行堂

毛越寺園庭の常行堂。建物は江戸時代再建のものですが、お堂内には本尊の阿弥陀如来、両側に四菩薩が、奥殿には秘仏である摩多羅神(またらじん)が安置されており、延年の舞いが奉納される所でもある。毛越寺園庭内の一番北に位置し、「曲水の宴」が催される水路の遣水は向かって左方向にある。
毛越寺 常行堂
 常行堂とは仏教寺院において常行三昧(ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行)をするための道場。
 毛越寺の常行堂は1732年に仙台藩主伊達吉村公の武運長久を願って再建されたもの。本尊として阿弥陀如来、両側に四菩薩、奥殿には秘仏として摩多羅神(またらじん)がまつられています。

摩多羅神
 仏教では修法と堂の守護神であり、、阿弥陀経および念仏の守護神。平泉周辺では古くから作物の神様として信仰されています。
常行堂の阿弥陀如来

毛越寺園庭の常行堂に座する阿弥陀如来。毛越寺の常行堂には秘仏として奥殿に摩多羅神も祀られているが、摩多羅神が納められている奥殿の扉はふだん固く閉ざされ、33年に一度御開帳される。
毛越寺園庭 常行堂
鐘楼堂

毛越寺の鐘楼堂。常行堂の前に建ち、正面には大泉が池が広がっている。毛越寺の鐘楼では500円を支払うと、護摩木に漢字4字で願いを記し鐘を突くことができる。

毛越寺の鐘楼堂
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