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野付半島 旅行記「原生花園」
原生花園とは湿原や草原で人の手が加えられていない自然の状態で野花が咲き乱れる天然の花畑のことで、日本では北海道の北部から東部にかけてよく見られます。原生花園はその地方の自然条件や地形により植生が異なりますが、野付半島の原生花園はハマナス、クロユリ、ワタスゲ、ハマエンドウ、エゾカンゾウ、ノハナショウブ等が花を咲かせます。
また野付半島原生花園では名物となっている立ち枯れたトドマツであるトドワラが至る所で見え、最果て感があふれ、荒々しく見えるのが特徴となっています。
なおあまり知られていいませんが野付半島一帯は猛禽類をはじめとした野鳥の宝庫で、春から秋にかけては小魚を追いかけ回すタンチョウがみられ冬は道内では野付半島でしか見ることができないコクガンが、草木が枯れ始めネズミや昆虫等の小動物が見つけやすい秋にはオジロワシ、オオワシ、ノスリ、トビ、チュウヒ等様々な猛禽類が原生花園の上空に姿を現し愛好家達を喜ばせています。また冬至の頃にはカラフトマスやコマイを追って樺太方面からオオワシも飛来し、その姿を遠くから見るとテレビでよく見るペンギンの群れのようにも見えてしまいます(あくまでも個人的な感想です)。
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原生花園
野付半島原生花園。野付半島の東端に位置する竜神先崎一帯では天然の花畑である「原生花園」がひろがっており、野付半島・尾岱沼最大の観光スポットとなっている。
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初夏の野付半島
野付半島の初夏の光景。タイミングが悪かったのか一面見渡しても花は確認できない。所々でトドワラが見えるが一見すると動物の白骨のようにも見える。
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