琥珀博物館
琥珀とは太古の昔、森の木々から流れ落ちた樹液が固まったものです。久慈地方は隆起した三陸の海岸から森の奥まで至るところで琥珀が見つかる国内で唯一販売生産レベルまで採掘可能な琥珀の産地です。 琥珀博物館では数多くの琥珀が展示されており、なかには映画「ジュラシックパーク」のように樹液に取り込まれた昆虫類を見ることができる貴重な琥珀もあります。
近年はNKH朝の連続ドラマ「あまちゃん」で琥珀が登場したことから知名度もアップし、高級ブランド化をすすめる取り組みも行われています。
公式HP→
http://www.kuji.co.jp/
料金
入館料 大人500円、小中学生200円
営業時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 年末年始と2月末日
駐車場 有り(無料)
アクセス
久慈琥珀博物館は長内川と久慈川の間に広がる森林地帯にあり、少々分かりにくい所となっています。
地図で場所を確認する→
岩手県久慈市小久慈町第19地割156-133
バス
久慈琥珀博物館へは久慈駅からバスが運行しています。最寄りのバス停から博物館までは少々距離があるのでバス時間を電話で連絡しておけば、一人からでも送迎をしてくれます。
問い合わせ先 久慈琥珀博物館 0194-59-3831
バス路線は以下のように複数ありますが、本数や利便性を考慮すると「久慈市民バス」が一番使い勝手がよろしいです。
岩手県北バスの「久慈こはく号」盛岡方面・二戸方面行に乗り「森前」下車。
久慈市民バスの山根線もしくは滝線にのり「琥珀博物館前」で下車。
車
車でのアクセスの場合は国道281号線もしくは県道7号線で琥珀博物館方面に向かうこととなりますが、県道7号線の方が道幅も広く分かりやすいです。ただし県道7号線に入るまでは久慈市内の道路が入り組んでいるのでスマホやカーナビを利用した方が無難です。
博物館の光景
久慈琥珀博物館の新館。到着したときは開館30分ほど前だったのですが、爽やかで健康的イメージをしたスタッフのお姉さんがすぐに開館の準備をしてくれました。声をかけられたとき時は偶然スタッフと同じ色の服を着ていたのでスタッフと間違えられたかと思ってしまいました。
こちらは久慈琥珀博物館の本館。昔からある建物で太古から続く森の中に建っています。館内には琥珀の展示室の他、販売コーナーや琥珀の加工工房が設けられています。
琥珀神社と坑道跡
久慈琥珀博物館新館の裏側にある「琥珀神社」と「採掘坑道跡」。琥珀神社の祭神は鉱山にはつきものの「山神様」で御神体は数年前に琥珀博物館よりさらに奥にある碁石地区で見つかったのをここに祀っているのだそうです。
坑道内の光景
琥珀神社の下にある琥珀採掘坑道跡。この坑道は大正7年頃のもの。坑道内の天井は低く、湿気が多いため足下は滑りやすくなっています。ガラスで仕切られた採掘跡ではどこから入り込んだのかコウモリが飛んでいました。
琥珀
太古の昆虫が閉じこめられた琥珀。博物館内の写真撮影は禁止となっており、下の写真は観光協会から提供されたもの。なお係員の方は「個人で楽しむ場合は写真撮影してもらっても結構ですよ」と言っていました。
琥珀の直売所
久慈市の
道の駅「やませ土風館」にある琥珀の販売コーナー。久慈琥珀博物館で加工された琥珀は久慈市や青森県八戸市の駅などの店舗でも販売されています。