角館 冬の光景



 雪深い東北地方でも特に豪雪地帯として知られる仙北平野に位置する角館。それでも冬場観光客の足がとぎれることはありません。その理由としては冬場でもその地方に古くから伝わる伝統行事が行われ、観光振興として一役かっていることが挙げられます。角館では2月に伝統行事の「火振りかまくら」が行われ、隣町の横手市でも「かまくらまつり」が開催されます。また見事に雪化粧した武家屋敷の町並みも観光客を惹き付けてやまない理由のひとつだと思います。


雪化粧のしだれ桜


雪化粧した角館武家屋敷の桜 雪化粧のしだれ桜。春には見事な花を咲かせる角館の桜も冬場はコンコンと降る雪に覆われ美しい雪の花を咲かせてくれます。冬は桜や紅葉の時期とならんで美しい角館を見せてくれる季節です。


雪化粧の武家屋敷


冬の角館武家屋敷 冬の角館武家屋敷の光景。雪が積もる冬場でも一部の武家屋敷をのぞきほとんどが屋敷内を開放しており散策することができます。日本有数の豪雪地帯にあって日々道路や屋敷前が除雪されているのは地元の方々の苦労の結晶です。

 きれいに雪化粧した角館の武家屋敷。こうしてみると角館は雪の影響はさほど無いような地域にもみえますが、実は平野部でも積雪量が1mを越す「特別豪雪地帯」です。
雪景色の角館武家屋敷

雪に埋もれた武家屋敷

雪に埋もれた武家屋敷 角館では冬場でもほとんどの施設やお土産店が営業しており、武家屋敷でも生活している人も多数いますが、なかには空き屋となる家もあり、ご覧のように雪に埋もれた状態となってしまいます。

桧木内川


冬の桧木内川 桧木内川冬の光景。春には堤を彩る桜並木も冬は葉も落ち閑散としています。正面に見える山はその昔、角館城が築かれていた場所で、武家屋敷は角館城正面に形成されています。

火振りかまくら


角館 火振りかまくら 火振りかまくらは毎年2月13、14日の小正月に行われる角館の伝統行事。雪で作ったかまどの中で火をおこし縄の先に結えた俵に火をつけて振り回し、無病息災や家内安全を祈ります。