向月台(こうげつだい)と銀沙灘(ぎんしゃだん)



 銀閣寺境内には向月台と銀沙灘と呼ばれる砂盛りがあります。これらの砂盛りは月待山に上る月を観賞する為に作られたという説と月の光を反射させて本堂を照らす役割があるという説の2つの説がありますが、正直なところははっきりとした役割は分かっていないそうです。いずれにせよ向月台、銀沙灘共に「月」に関係するものであることは間違いのないようで、ここから金閣寺=太陽、銀閣寺=月というイメージが生まれたのかもしれません。
 なお銀沙灘の灘とは中国の西湖を表しているとされ、銀沙灘や向月台に使用されている砂は「白川砂」と呼ばれる京都特産の砂です。この白川砂は光りの反射率が高く現代でいう間接照明の役割を果たしているとされています。


向月台(こうげつだい)



銀沙灘(ぎんしゃだん)と向月台(こうげつだい)  銀閣寺の銀沙灘(ぎんしゃだん)と向月台(こうげつだい)。向月台はこの上に坐って東山に昇る月を待ったものだいう説がある。なお現在の形になったのは江戸時代後期の事といわれている。


向月台(こうげつだい) 向月台(こうげつだい)の光景。向月台は月を愛でるために為に近世以後に作られたとされているがはっきりとしたことは分かっていないらしい。ちなみに向月台の高さは180cmと大人の背丈以上の大きさで毎日手入れがなされている。





銀沙灘(ぎんしゃだん)


銀沙灘(ぎんしゃだん)  銀閣寺方丈前にある銀沙灘(ぎんしゃだん)。白砂を高さは66cmまで盛り上げて造られており、月の光を反射させる役目をもつといわれている。なお銀沙灘の発想は江戸時代に考案されたといわれている。


銀閣寺と銀沙灘 銀沙灘と向月台。白砂を波状に整形し、その奥には白砂を盛り上げた向月台(こうげつだい)がある。銀沙灘は方丈前にあり月の光を反射させるために整備されたといわれている。

向月台と銀沙灘


向月台と銀沙灘 銀閣寺の方丈から眺めた銀閣、銀沙灘、向月台。三者の位置関係がよく分かる。また銀沙灘の大きさにも改めて驚かされる。

本堂と銀沙灘


銀閣寺本堂(方丈)と銀沙灘 銀閣寺の本堂と正面に広がる銀沙灘。一般の人は夜の立ち入りができないので確認することはできないが、銀沙灘に反射した月明かりが淡く本堂を照らす役目をしているといわれている。