銀閣寺(慈照寺) 観光案内「銀閣(観音堂)」



 銀閣寺の名前の由来となっているのが寺の象徴ともいえる楼閣の銀閣です。この銀閣は金閣寺の舎利殿(金閣)を手本にしているとされ、下層は書院造りで住居風の「心空殿」、上層が禅宗様式の「潮音閣」となっており、観音菩薩坐像が安置されています。三層の作りで金箔が貼られている金閣と比べると豪華さに欠けますがこれは歴史的背景(応仁の乱により足利幕府の力が衰えてきた)のほか「わび」と「さび」を重んじた東山文化の特徴を色濃く反映していることによるものです。


銀閣


京都 銀閣寺 京都の銀閣寺。金閣寺と並んで室町文化を伝える建造物で世界遺産に登録されている。金閣寺と比べると質素で落ち着いた雰囲気が漂う。光景は銀閣と呼ばれる観音殿で銀閣寺の名前の由来となっている。




境内の光景


銀閣寺(慈照寺) 京都銀閣寺の光景。銀閣(観音堂)が裏手の山に生える木々の中に佇んでいる。森の中に建つ銀閣は幽玄でワビ、サビを特徴とする室町時代の東山文化を色濃映し出している。