錦鏡池



 錦鏡池は上下二段となっている銀閣寺庭園の下段部分に相当する池です。銀閣寺庭園の下段は池泉回遊式の庭園となっており、中心となる錦鏡池が東求堂から銀閣にかけて配されています。また池には仙人洲や白鶴島といった中島が配置され、それぞれ自然石を利用した橋が架けられています。


錦鏡池


銀閣寺と錦鏡池 銀閣寺の錦鏡池。池周辺は金閣寺同様「池泉回遊式庭園」と呼ばれる庭園様式となっており、銀閣と呼ばれる観音殿が錦鏡池に映るように設計し整備されている。錦鏡池に映る銀閣寺の光景は朝方が一番美しいといわれている。

銀閣寺と錦鏡池 銀閣寺と錦鏡池。銀閣寺の庭園は錦鏡池を中心に整備され、銀閣の対岸から見る錦鏡池に姿を映す銀閣の光景は境内随一のビュースポットとなっている。写真右側に見える石橋は「分界橋」と呼ばれ、向月台と銀閣の間を架け渡している。また手前に見えるのが浮石で周囲には当時の有力大名達が献上したといわれる数々の名石が確認できる。なお現在の庭園は江戸時代に改修されたもの。