金閣寺 鏡湖池



 鏡湖池は鹿苑寺庭園の中心をなす池で面積は約6600u。室町時代以前は舟遊びを楽しむ池だったと言われています。鏡湖池北側の畔には金閣が建ち、庭は浄土庭園の形式が取り入れられ九山八海を表す大小様々な島が池に浮かんでいます。なお金閣はこの鏡湖池の南側から見た光景が一番美しいといわれており、金閣に太陽の光が当たり輝いて見える午前中がもっとも見応えがあると言われています。

金閣寺と鏡湖池


金閣寺と鏡湖池 金閣と鏡湖池。鏡湖池はどの角度から見ても金閣が湖面に映るように設計されているといわれ、鏡湖池に映った金閣の光景は金閣寺を代表するビュースポットとなっています。雑誌などでよく目にする写真中央に見える松の生えた浮島は「葦原島」と呼ばれています。

金閣と鏡湖池


逆さ金閣と鏡湖池 鏡湖池は金閣の前に広がっており、風が無く良く晴れた日には鏡に映し出されたような逆さ金閣が見えることで有名です。逆さ金閣は鏡湖池に波が無い時に一番はっきり見えるので、もし可能なら無風の日を選んで訪れると感動的な光景を見ることができます。また画面左側に突き出ている庵は釣殿(漱清亭)と呼ばれ一般的な眺望スポットからは見えにくい金閣の第一層西側に突き出ています。釣殿とは文字通り釣りをする場所ですが、金閣の場合は夏の暑さをしのぐ涼み殿の意味合いの方が強いといわれています。


鏡湖池


鏡湖池 鏡湖池の石。池に無数に配置されている石は鏡湖池の特徴のひとつ。また鏡湖池の周りに植えられた松や金閣より張り出した釣殿も金閣寺庭園の特徴。

金閣寺の鏡湖池 金閣寺の鏡湖池。鏡湖池には島を表現した大小様々な石が配置され松の木も配置されています。なお鏡湖池周辺の庭園は「池泉廻遊式庭園」と呼ばれ池を中心に庭園が整備されています。

庭園と鏡湖池


金閣寺庭園と鏡湖池 金閣寺庭園と鏡湖池。名石奇岩を多数配し衣笠山を借景としています。写真とは異なりますが金閣寺の金閣が映し出された鏡湖池の光景はあまりにも有名で金閣を紹介する写真には必ずといってよいほど鏡湖池が一緒に映っています。