金閣寺の桜
桜の名所がたくさんある
京都ですから
京都随一の観光名所金閣寺の桜もさぞかし見事であろうと思う方も多いようです。しかし金閣寺には
金閣すぐそばに山桜(ヤマザクラ)が咲いているほか境内にいくつかの桜の木があるだけです。「この質素さがいい」という人もいますが基本的に金閣寺では花見ができるような桜は無いと思っておいた方がよいと思います。
なお金閣寺から
龍安寺、仁和寺にかけての観光コースには多くの桜の木があり人気があるほか、周辺には京都を代表する桜の名所がたくさんありますので以下に紹介してみます。
御室仁和寺
低木の御室桜が咲き誇ります。桜の多さと桜の森の広さに迷子になる人もいるほど。金閣寺から約2km、徒歩で30分。
平野神社
意外と知られていませんが京都を代表する桜の名所のひとつ。45種500本の桜が約1ヶ月以上にわたって咲き誇ります。金閣寺から約1km、徒歩で15分
法金剛院:「普賢門院桜」と呼ばれるシダレザクラの名木が有名。金閣寺から約3.5km、バスで30分
上賀茂神社
紅垂れ桜、白垂れ桜、ソメイヨシノ、山桜など約100本ほどの桜が植えられている。見頃は4月中旬〜下旬
金閣寺から約4km、バスで30分
金閣寺の桜
金閣寺の春の光景。建物の奥に見えるのは桜の木。金閣寺の庭園内は松の木が主体となっているが、なかには桜やカエデといった他の木々も混じり四季折々の光景を見せてくれる。
金閣寺春の光景
金閣寺境内には桜の木が非常に少なく数えるほどしか生えていません。しかし逆にそれが桜の花の色を際立たせています。金閣寺に桜の木が少ないのは主役である金閣を春でも目立たせる為なのかもしれません。
昔は桜の名所だった?
西園寺家の別荘だった北山別荘(現在の金閣寺)の鎌倉時代は桜の名所として有名だったそうです。現在のような光景になったのは足利義満が仙境の地として改築し松の木が植えられるようになった室町時代といわれています。