大阪城(大阪城公園) 観光案内 「大阪砲兵工廠」



 大阪砲兵工廠は大阪城の東側、現在のJR森ノ宮駅から京橋にかけての広大な地域にあった兵器工場です。歴史は古く明治3年に造兵司が設置され、第二次世界大戦による敗戦まで大口径の大砲や戦車などを生産していた東洋一の軍需工場跡。現在はJR西日本の電車区や京橋のビジネスパークとなっていますが所々に当時の建物がそのまま残されています。
 この砲兵工廠があったおかげで第二次世界大戦中は大阪城もアメリカ軍の空襲被害を受けてしまいましたが、不思議なことに一番標的にされるべき砲兵工廠は爆撃の被害を免れています。


大阪砲兵工廠


大阪砲兵工廠 大阪城公園の大阪砲兵工廠。大阪城は明治以降陸軍用地として使用され、当時の建物や記録も残っている。旧大阪砲兵工廠はそうした旧日本陸軍の施設の1つ。

大阪城と大阪砲兵工廠 大阪砲兵工廠跡。木々に覆われここだけ時間が止まったかの様相を呈している。現地では現在は放置されている状態だと教えられたが実際に目の当たりにすると歴史の生き証人として活用する手段はないものかと考えさせられてしまった。