湯島天神ってどんなところ?
湯島天神は正式名称を「湯島天満宮」といい学問の神様である
菅原道真公(天神様)を祀っている神社です。
学問の神様として有名な菅原道真公を祀っていることから、受験生に人気の神社で毎年受験シーズンになると多くの受験生が参拝に訪れており、谷保天満宮・亀戸天満宮とならんで関東三大天満宮にも数えられています。 湯島天満宮を参拝した際に境内に奉納されている絵馬を見てみると日本全国ありとあらゆる場所の住所が記されており、信仰の深さをうかがい知ることができます。
創建は雄略天皇の時代(458年)とされ当初は腕力や筋力を象徴する神様である「天之手力雄(アメノタヂカラオ)命」を祭神としていましたが1355年に菅原道真公を勧進し奉納しました(境内には「天之手力雄命」を祀る戸隠神社が別途建立されています)。
江戸時代には幕府の保護もあり学問の社として信仰を集めます。ちなみに湯島の地は前述の理由から江戸時代から学問の地として多くの関連施設が建てられました。今日日本の最高学府のひとつである東京大学がこの地にあるのも湯島天満宮と無関係ではないのです。
平成の世になると社殿が建て替えられ(平成7年)、樹齢250年とされる木曾ひのきを使用した現在の総ひのき造りとなりました。この社殿は美しさ、見事さ共に素晴らしく多くの人の心を打つ社殿となってます。
また従前までの正式名称は「湯島神社」で湯島天神とも呼ばれていましたが、平成12年に正式名称を「湯島天満宮」に改めました。ですから昔から湯島天満宮を知る人は湯島神社や湯島天神といった呼び名のほうがなじみ深いかもしれません。
※本サイトに記載されている内容については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
公式HP→
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/index.htm
時間
湯島天満宮における拝観時間は以下のとおり
拝観時間 6時〜20時(宝物殿は9時〜16時30分(最終入場))
拝観料 無料 宝物館は500円
また合格祈願やお礼参り等の受付時間は9時15分から16時30分の間となっています。
鉛筆・お守り
湯島天神では一般の神社同様お札やお守りを授与することができますが、これら授与品に中でもっとも人気のあるのが学業成就鉛筆と学業守です。
鉛筆
学業成就の鉛筆は文房具屋さんや通信販売でも手に入れることは可能ですが、やはり学業成就のお社で祈願してもらった鉛筆となるとかなりご利益は高そうです。
湯島天満宮における学業成就の鉛筆は「一歩一歩すすめ」とか「自信は努力から」などと言った格言が記されているのが特徴ですが、別途包んでいる用紙には「文字が記されているので受験会場には持ち込めない場合があります」とも記されています。つまり受験勉強には使用できても本番の受験には使用できない可能性が高いので注意して下さい。
学業成就鉛筆 600円
お守り
湯島天満宮で授与できるお守りには変わったところでは「身代わり守り」や「心開お守り」などがありますが、やはり一番人気はなんといっても「学業守」。この学業守は「学業成就」つまり学業の成果がよくなるよう祈願されたもので、「合格祈願」のお守りは湯島天満宮にはないのだそうです。これは「学業が成就することが合格につながる」という考えからきています。
合格祈願
湯島天満宮における各ご祈祷のかなでもっとも多いのが「合格祈願」。基本的に祈祷の手順や作法、内容は祈願の内容によって異なるわけではなく同じなのですが、そのことをふまえた上で合格祈願についてご紹介していきます。
時間
合格祈願をはじめとした各ご祈祷の受付時間は9時15分〜16時30分となっており、予約の必要はありません。また合格祈願のご祈祷はどうしても大学入試試験が始まる1月第2週あたりから2月いっぱいに集中しますので場合によっては1時間ほど待つこともあります。またこの期間中は一般的な参拝をするだけでも土日祝日は1時間以上の行列ができることもあります。
初穂料(料金)
初穂料 つまり合格祈願を受ける際の料金ですが、公式HPには「個人の方・・・5千円・1万円・2万円」と記されています。初穂料はあくまでも神様に対する気持ちですのでご自身で判断されるとよいでしょう。
湯島天神のご利益
合格祈願のご祈祷を受ける際に気になるのがそのご利益。湯島天満宮の場合、学問の神様である菅原道真公の他に「天之手力雄命」が祀られています。この神様は力やスポーツを象徴する神様で現状打破や勝負運向上、物事の成功といったご利益があるとされています。つまり学業成就にプラスして、ここ一番の突破力や勝負運も頂けるというわけで。まさに受験突破し、受験に打ち勝つには最適の神社といわれています。なお「天之手力雄命」は境内北側の「戸隠神社」に祀られていますので忘れずに参拝して下さい。
また余談となりますが湯島天満宮の近くには江戸時代の学問所である「湯島聖堂」があります。湯島天神と湯島聖堂は基本的には関係なく別々な施設ですが共に学問に縁のある所ですので2箇所あわせて参拝される受験生が多く見られますので(湯島聖堂には中国の思想家で儒教の創始者である孔子が祀られています)、もし学業成就や合格祈願で湯島天満宮を参拝されるのであれば湯島聖堂にも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
お礼参り
湯島天満宮といえばお礼参りが有名ですが、このお礼参り(おれいまいり)とは、神社仏閣に願を掛け、その願いが成就した時に、お礼として礼拝や布施を行なうことをいい湯島天満宮特有のものではありません。ただ湯島天満宮においては合格祈願の願いが成就された方が多いのかたくさんの方がお礼参りに訪れています。
お礼参りにおける初穂料は3千円程度となっており、神様にご報告した後、だるまの絵柄の絵馬が授与されます。つまり湯島天満宮に奉納されているだるまの絵馬は見事合格された方がお礼参りで奉納したものなのです。
なおこのお礼参りは遠方に在宅されている方の為に郵送でも受け付けています。ご希望の方は直接湯島天満宮にご確認下さい。
問い合わせ先 03-3836-0753
初詣
湯島天満宮における初詣は一般の参拝客に混じって受験生と思われる若い方の姿も多く見られ、初詣と合格祈願を兼ねて参拝に来られる方も多いようです。正月三が日の期間中に初詣に訪れる参拝客の数は35万人以上とされ、境内そのものはさほど広いわけでもないので参拝客の列が駅まで続きます。この為警察が出動し交通誘導を行うと共に交通規制も行われ毎年正月の風物詩となっているのです。
このような状況ですから時間によっては、境内に入るのに1時間以上もかかることもありますので、初詣に出かける際には時間に余裕をもって訪れるようにしましょう。
湯島天満宮(湯島天神)おすすめの時期・ベストシーズン
もし合格祈願が目的であるのであれば、その試験が行われる1ヶ月ほど前に参拝されるのがベストですが、特に目的もなく観光目的で訪れるのであれば境内の梅が見頃をむかえる2月中旬から3月中旬がおすすめです。
祭神である菅原道真公は生前「梅」をこよなく愛した人物であり、全国の著名な天満宮には必ずといってよいほど梅が植えられています。湯島天満宮においても多くの梅が植えられており見頃をむかえる2月中旬から3月中旬は境内及び境内に向かう参道の階段横も梅一色となりほのかな香りとともに楽しませてくれます。なおこの時期は「梅まつり」が開催され、期間中の人出は40万人以上にもなりますので、混雑が苦手という方は逆に避けた方がよいかもしれません。境内はさほど広いわけではないので特に混雑しているように感じます。
なお春先は受験シーズンとも一部重なり合格祈願の方々も訪れることもあり、毎年1月9日から3月上旬まで参道に屋台が出て特別な雰囲気となっています。
湯島天神周辺の宿をさがす
東京都文京区を中心とした旅館・ホテル等の宿を予算に合わせて選べます。
東京タワー 高尾山 浅草 浅草寺 今戸神社 東京スカイツリー 明治神宮 代々木公園 表参道 六義園 靖国神社 深大寺 お台場 湯島天神 東京大神宮 日枝神社 神田明神 水天宮 愛宕神社