皇后の恋文と歌詞



 明治14年、明治天皇が東北御巡幸中にこの地を訪れた際、夏の長旅を気づかう皇后のお手紙がここで天皇をお待ちしていました。明治天皇を気遣う皇后の恋文の歌詞は

 “大宮のうちにありてもあつき日を
           いかなる山か君はこゆらむ


としたためられており、これは旅の途中の天皇へ寄せたまさに「恋文」そのものでした。 
 翌年の明治15年、明治天皇を想う皇后の恋文が当時名も無きこの地で明治天皇を待っていたことから宮内庁を通じて「きみまち阪」の名前を頂き、以来きみまち阪が恋文の聖地として人々に親しまれていくことになるのです。
 この皇后の恋文の歌詞は皇后歌碑として石碑に刻まれたものを現在きみまち阪入り口付近で見る事ができます。

きみまち阪 皇后歌碑



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明治天皇祈念碑


明治天皇の祈念碑 きみまち阪 きみまち阪入り口付近にある明治天皇記念碑。きみまち阪は明治天皇が見事な景色に感銘し名付けられたのもので、天皇に宛てた皇后の手紙がここで待っていた事に由来する。



きみまち恋文全国コンテスト


きみまち恋文全国コンテスト 恋文コンテストは平成15年まで秋田県の旧二つ井町(現:能代市)で行われた町おこしイベント。恋文の中には戦時中戦死した天国の夫にあてたものなど心温まる文が多い。
 これらの恋文やラブレターは第1広場にある「きみまち恋文ギャラリー」に展示されています。




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