サッパ船
サッパ船とは三陸の漁師がウニやアワビ漁、漁網の設置など海での作業に用いる小型の磯舟で名前の由来は「笹船(ささふね)」からきているといわれています。このサッパ船は200mほどもある切り立った陸中の断崖や突き出た岬の岸近くまで近寄ることができ、元々は地元の漁師さん達が副業でツアーを行っていましたがその迫力や景観美から人気がでて今では陸中海岸の主要な観光資源のひとつとなっています。なお東日本大震災の被害によりその存続が危ぶまれましたが、現在は復活(
要予約)しています。
また北山崎から60kmほど南にある
景勝地浄土ヶ浜でもサッパ船ツアーは企画されており、そちらはパワースポットとして有名な「
青の洞窟」を巡るツアーとなっています。
料金
3,800円/1名(2名以上)。※1名貸切乗船の場合は7,600円
所要時間
約1時間
サッパ船ツアー申込先
0194-37-1211
出発地
羅賀漁港又は机漁港
北山崎のサッパ船
北山崎展望台から見たサッパ船。本来サッパ船とは手こぎの舟だったそうですが、現在は船外機が取り付けられ、出発地である羅賀港から4kmほど離れた
北山崎まであっという間に到着します。
岩のトンネルをくぐるサッパ船
岩の洞窟の間を航行するサッパ船。北山崎周辺の奇岩の間や岩のトンネルを抜けるのは小型の磯舟であるサッパ船ならではの芸当。
ミサゴの営巣地
北山崎サッパ船ツアー最大の見どころである北山崎。展望台から見た光景ですが、南から航行してきたサッパ船は画面左に見えるミサゴの営巣地付近で折り返し再び羅賀港に戻っていきます。
三陸海岸の弁天崎
北山崎と並ぶサッパ船ツアーの見どころのひとつである「弁天崎」。南に6kmほど離れた
鵜の巣断崖から眺めると突き出た岬に見えるが、実際間近で見てみると岩に松の木が生えなんとも趣のある光景が広がっています。
サッパ船乗り場
田野畑村羅賀港にあるサッパ船乗り場。本来は
田野畑村机漁港が乗り場ですが、配船状況等に写真にあるリゾートホテル正面の船着き場がサッパ船乗り場となる場合があります。
サッパ船からの光景
サッパ船から見た三陸の海の光景。潮の流れが激しい三陸の海を海面近くからの目線で遊覧できるのもサッパ船の魅力のひとつです。