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中野もみじ山 「常世の長鳴鳥」


・天の岩戸伝説
 遥か遥か神話の時代。弟のスサノオ神の横暴で乱暴な振る舞いに心を痛めた天照大御神は天の岩戸に引きこもってしまいます。太陽神である天照大御神が天の岩戸に引きこもったことにより世の中は太陽の光が届かない暗闇の世界となり悪鬼がうごめく災いに満ちた世界になってしまいました。そこで八百万の神々は相談し知恵の神様である思金神(おもいかねのかみ)の指示の元、天照大御神を呼び戻そうとします。まず暁を告げる長鳴鳥を天の岩戸の前で鳴かせ岩戸の前には供え物を捧げ祝詞を唱えます。そして芸能の女神である天宇受賣命(アネビウズメノミコト)が神懸かり状態で乳房や女蔭を露わにして踊り狂いました。この天宇受賣命の姿を見て集まった神々は笑い転げます。これらの騒ぎを不思議に思った天照大御神が天の岩戸を薄めに開け何が起こっているのか尋ねました。すると天宇受賣命が「あなた様より尊い神様がいらっしゃるので皆よろこんでいるのです」と答え、布刀玉命(フトタマノミコト)が鏡を差し出します。この時、天照大御神が鏡を覗き込もうと身を乗り出した所を手を取って引き出し、天の岩戸には注連縄(しめなわ)を張り再び天照大御神が天の岩戸に戻れないようにしたのです。こうして世の中には太陽の光が戻り平和になったと伝えられていますが、この神話に中に出てくる長鳴鳥が鶏であるとされ神の使いといわれているのです。この故事にちなんで天照大御神を祀る伊勢神宮では鶏が神の使いとして境内に放たれています。

 なお中野神社に祀られている岩戸姫命については古事記(日本神話)に記載が無く、個人的には天照大御神か天宇受賣命の事を指しているのではないかと推測されます。また境内の案内板によればご利益は「開運、入学、安産」と記されていました。 
中野もみじ山の旅
常世の長鳴き鳥

中野神社にある常世の長鳴鳥。天の岩戸神話で天照大神を呼び戻す際に活躍した鳥。暁をつげる事から鶏と考えられている。なおこの奥には「天の岩戸さま」の祠が建てられている。
常世の長鳴鳥
天の岩戸様とやくし様

中野神社境内にある「天の岩戸さま」(右)と「やくしさま」(左)。天の岩戸さまと記された社には岩戸姫命と使いの鶏が祀られ、やくしさまと記された社には少彦名命が祀られていた。

天の岩戸さまとやくしさま
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