伊勢神宮の見所・歩き方



 「お伊勢さん」の名前で親しまれている伊勢神宮は正式名称を「神宮」といい天皇の先祖で日本神話における最高神である天照大御神 (あまてらすおおみかみ)を主祭神とする内宮と衣食住の守り神である豊受大御神(とようけおおみかみ)を主祭神とする外宮の二宮の他、伊勢市とその近郊にある別宮を含めた合計125宮社の事をいいます。この伊勢神宮、さすがは日本人の故郷といわれる場所だけあって見るものあるのも全てが他の社とは異なります。目を見張るような壮大な建造物などないのですが、古墳時代や弥生時代、はては神話の世界を彷彿させる様式の建物が境内の至る所で見られ、中世平安以降に建てられた寺社に見慣れた方々は神宮を初めて訪れたとき大きな衝撃を受けることと思います。
 また神宮は内宮と外宮に分かれていますので車による移動が便利ですが、観光客用のバスも運行しており、どちらでも問題なくスムーズに移動できます。伊勢市は日本神話において直接物語の舞台となっているシーンはごくわずかですですが、登場人物(神様)や三種の神器など物語とは切っても切れない縁にあります。このため一度古事記(日本神話)を呼んでから神宮を訪ねると新たな感動を覚えるかもしれません。

公式HPhttp://www.isejingu.or.jp/


もらって喜ばれる伊勢神宮のお土産


 伊勢土産の定番といえば「赤福」。赤福は関西の主要駅や空港などでも販売されていますが、やはり本店がある伊勢で購入したものが一番喜ばれます。日本らしいしっとりとした甘さと舌触りは外国人にも人気の銘菓です。
 また近年は伊勢神宮で清めたパワーストーンや石のアクセサリーも静かなブームとなり、人気を集めています。

伊勢市周辺のイベント・グルメ

 

伊勢市周辺の美味い物


伊勢うどん
伊勢うどん たまり醤油を用いた真っ黒い出汁と長時間煮込んだうどんが特徴。日本一コシがない!と言われるうどんと濃いダシを一緒にすすりこんで食べる伊勢市の名物。

赤福
赤福 伊勢市の和菓子で餅を練り餡で包んだもの。小豆が苦手な人でも赤福なら大丈夫と言う人も多い。

伊勢えび
伊勢えび 誰もが知ってるエビの王様。西日本全域に生息するが、三重県の伊勢湾は伊勢エビの一大漁場。

牡蠣
牡蠣 三重県の伊勢志摩地方は牡蠣の産地で旬は冬場。伊勢湾を眺めるとたくさんの養殖筏が確認できます。

伊勢市周辺の祭り・イベント

伊勢神宮奉納花火大会
伊勢神宮奉納花火大会 毎年7月中旬の連休に開催される伊勢市の宮下川で行われる花火大会。日本三大花火大会のひとつに数えられています。

神嘗奉祝祭
伊勢おおまつり 毎年10月15日、16日に伊勢神宮で行われる五穀豊穣感謝する神嘗祭にあわせて商店街で日本全国の祭り行列が開催される。

伊勢神宮のタブーなお話


 2014年、天皇陛下が三種の神器をお持ちになり伊勢神宮を参拝されたことで話題を集めました。伊勢神宮に祀られているのは天皇の直接の祖先とされる天照大御神ですから、天皇陛下の御参拝はごくごく当たり前のようにも感じますが、実は明治天皇より前の天皇は誰も伊勢神宮には参拝してなくタブーとされていたのです。不思議な話ですよね。では理由は何故でしょう?
 もともと天照大御神は第十代崇神天皇の頃までは宮中に祀られ天皇のすぐ近くにありました。ところが神の力が強すぎることを恐れ共に暮らすことを不安に思った崇神天皇が天照大御神の御神体である「八咫鏡」を皇居の外に出しその後「倭姫命」が「八咫鏡」を持って安置場所を探す旅に出かけやがて伊勢の地に辿り着いたのです。以来歴代天王が伊勢神宮を参拝するのは禁忌とされてきたのです。崇神天皇が具体的に何を恐れたのかは資料も少なくよく分かっていません。
 なお倭姫命は古事記後半に記されているヤマトタケルの征伐のエピソード等にも登場する古代日本史における重要人物の一人です。


伊勢神宮周辺の宿をさがす


三重県伊勢市を中心とした温泉・旅館・ホテル等の宿を予算に合わせて選べます。
温泉 旅館 ホテル 宿

駐車場



伊勢志摩周辺の観光地


熊野那智大社 勝浦・串本町 白浜町 高野山 伊勢神宮 熊野古道