伊勢神宮の歩き方
伊勢神宮は別途「
参拝方法・ご利益」でも紹介しているとおり、外宮から参拝するのが一般的とされています。伊勢神宮における作法や礼儀もそちらで紹介していますので、本ページでは神宮内の主な見どころを参拝順路にそって紹介していきます。なお伊勢神宮は外宮、内宮ともに参拝経路がほぼ一本道で玉砂利が敷かれた参拝道を鳥居の巡に歩いてゆくとあらかたの社は参拝できるようなルートとなっています。
伊勢神宮(外宮)の観光コース 観光ルート
伊勢神宮の外宮は伊勢市のほぼ中心部に位置する森の中に広がる御神域で正宮ノの他に3つの別宮、10の所管社、摂社、末社が存在しています。御由緒や歴史等の詳細については別途「
外宮」を参照。
清盛楠
表参道を入ってすぐ手水舎の向かいにある楠の大木。樹齢は800年とされ、その昔
平清盛が訪れた際に冠に枝が触れた為、枝を切らせたという言い伝えが残っています。
多賀宮
正宮の手前をさらに森の奥のほうに進んだ奥にあるある社。100段近い石段を登った先にあり一般的なお願いを聞き届けてくれる社(注:一般的に正殿では個人的なお願い事をしてならないとされています)。
正宮
外宮のご神体である「豊受大御神(とようけおおみかみ)」が祀られているお社。外宮参拝の要となる場所
忌火屋殿
正宮から裏参道へ抜ける道中にある社で神様へのお供え物を調理する場所。また忌火屋殿でおこされた清浄な火は宮中で使用される全ての火に用いられています。
※伊勢神宮パンフレットより
伊勢神宮(内宮)の観光コース 観光ルート
日本神話に登場する八百万の神々のなかでも最高神たる「天照大神」が祀られている御神域。その光景は天照大神がこの地に鎮座されてから2000年もの間、ほぼ変わらぬものといわれています。なお内宮の詳細については別途「
内宮」のページを参照。
宇治橋
清流五十鈴川に架かる橋で内宮の玄関口にあたる橋。橋の両詰には鳥居が建ちその光景はテレビや雑誌でもお馴染みの光景。20年に一度の遷宮までの間に日本の総人口と同じ人数が宇治橋を渡ると言われています。
神苑
宇治橋を渡って左側に広がる白い玉砂利が敷きつめられた参道。秋分と4月下旬にはこの神苑で神楽際が行われています。
御手洗場
表参道をすすみ第一鳥居をくぐって右側にある河畔の手洗い場。巨石が敷きつめられた石畳が整備され、ここで身を清めてから奥に進みましょう。
正宮
参道の一番奥にある日本神話の最高神天照大神が鎮座するお社。ただし一般参拝で入れるのは社の外側を囲う「外玉垣」まで。参拝後は正宮の裏側にある内宮の第一別宮「荒祭宮」で個人的なお願いをしましょう。
伊勢神宮 参拝(観光)所要時間
伊勢神宮は内宮、外宮に別れており、この二宮の距離は約5kmほどでバスで移動した場合は約30分ほどかかります。また内宮の参拝時間は約90分程、外宮の参拝時間は約60分ほどかかり、これらを勘案した場合は外宮、内宮のみを参拝(観光)するだけなら半日ほどあれば十分な計算となります。ただし周辺の別宮や江戸時代から続く
伊勢市の商店街等を見て回る場合は最低でも1日は必要となってきます。
なお神宮の参拝可能な時間帯については別途「
参拝時間」のページを参照。
また伊勢市のレンタサイクルについては別途「
伊勢市(伊勢神宮)のレンタサイクル」を参照。
伊勢神宮の歩き方と見どころについて
外宮と内宮にわかれている伊勢神宮を歩く場合、正味1時間30分〜2時間近く境内を歩くことになるわけですが、この参拝道、玉砂利が敷かれ丁寧に整正されてはいるのですが素材が玉砂利なだけあって歩くと足をとられ意外と疲れてしまいす。伊勢神宮参拝の際には足元のしっかりとした靴をはいてお参りしましょう。