伊勢神宮 観光案内「内宮」
伊勢神宮の内宮は三種の神器のひとつで天照大御神の御霊代である「八咫鏡」を御神体とし、日本人の総氏神にして最高神でもある天照大神が鎮座する御正宮の他、2つの別宮と所管社10社が奉られています。
第十代垂仁天皇の御代に天照大御神に仕えていた倭姫命が天照大御神を奉るのにふさわしい場所を探して各地を巡業し、伊勢の地に着いたとき「この美しい国に住みたい」という神託を聞き、
五十鈴川のほとりに天照大御神を祀ったのがはじまりで以来2000年以上もの間、御神域として日本人の心のよりどころとなっているのです。
※神宮の参拝時間については別途「
初詣及び参拝時間」のページを参照。
五丈殿

伊勢神宮の内宮の五丈殿。神楽殿の脇にある建物。祝宴や雨天時の諸式祭典が行われる所。名前の由来は建物の長さが5丈(1丈は3mなので合計15mある)あることからきているそうだ。
由貴御

伊勢神宮の内宮の由貴御(ゆきみのくら)。五丈殿の裏手にあり、由貴御倉神(ゆきのみくらのかみ)をお祀りしている社。由貴とは、清浄でけがれの無いという
意味。古くは御饌祭のお供えものを納めておく倉だったそうです。
神楽殿

伊勢神宮の内宮の神楽殿。祈祷や神楽を行う社。境内のほぼ中央部にあり、おそらく境内では一番大きな建物。御札や御守りの販売もここ神楽殿で行われていた。なお神楽殿の内部は冷暖房が完備されているそうです。
御稲御倉

伊勢神宮の内宮の御稲御倉(みしねのみくら)。荒祭殿に向かう参道沿いに建てられている。神宮の案内によると「神宮神田より収穫した抜穂(ぬいほ)の御稲が修められているところ」と説明されていた。
荒祭宮

荒祭宮に続く石段。荒祭宮は御正宮の北側の外れに位置し石段の中央部分に突き出ている杉の木がとても印象的。奥ではなにか祭事でも行っているのか宮司さんらしき方々の姿が見えた。
伊勢神宮の正式名称は「神宮」です。ではこの神宮とはどういう意味なのでしょうか。実は神宮とは神社の性格を表す「社号」のことで他に「宮(みや)」、「大社(たいしゃ)」、「社(やしろ)」等があります。このうち神宮とは天皇や皇室の祖先神を祀る規模の大きな神社のことで、皆さんもよく知るところでは明治天皇が祀られている
明治神宮、神武天皇が祀られている
橿原神宮、桓武天皇が祀られている
平安神宮などがあります。伊勢神宮は皇室の祖先である天照大御神が祀られていることから特別に「大神宮」の社号となっているのです。