鳴子峡ってどんなところ



新緑の鳴子峡 みちのく随一の古湯として知られている鳴子温泉ですが、周辺は自然豊かな景勝地としても知られています。そんな鳴子の地にあってもっとも眺望が見事でダイナミック所が鳴子峡なのです。
 この鳴子峡は鳴子温泉から直線距離で南西2.5kmほどの所にあり、大谷川の流れによって浸食された深さ100メートル、総延長2.5kmもの大峡谷。鳴子峡に架かる大深沢橋からの眺めはまさに絶景で、新緑や紅葉、そしてトンネルから出て渓谷を横断するJR陸羽東線の光景などが多くの人を魅了しています。また鳴子峡へは遊歩道で直接行くことも可能で行楽シーズン中は多くの人で賑わいます。



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鳴子峡の紅葉


鳴子峡の紅葉 その光景を見たら誰もが感動を覚えるといわれている鳴子峡の紅葉。筆者自身も自然が織り成す光景としては青森県の八甲田とならぶ日本有数の美しさだと思っています。
 おもな眺望スポットは国道47号線の大深沢橋ならびに鳴子峡レストハウスの見晴台からの眺めで、一生に一度は見ておきたい、まさに絶景と呼ぶにふさわしい美しさとなっています。



紅葉の見頃

鳴子レストハウス周辺の紅葉  鳴子峡の紅葉は毎年10月中旬頃からはじまり10月の下旬から11月上旬にかけて見頃をむかえます。この為10月の最終週や11月第一週の週末は多くの人で混雑し、国道も激しく渋滞します。


紅葉渋滞

 上述してあるとおり紅葉が見頃をむかえる時期は国道も激しく渋滞します。周辺道路は山間部の一本道である為、抜け道もなく土日祝日は午前中の早い時間帯から渋滞が発生します。では渋滞の規模はどれくらいか?といいますと、ハイシーズン時の休日は駐車場から国道に出るまでのわずかな距離でも移動に1時間ほど要したり、鳴子峡から東北自動車道古川ICまで通常であれば1時間もかからないところ、3時間近くも要したりととにかく桁違いの混雑具合となります。紅葉が見頃をむかえる時期は鳴子温泉駅から鳴子峡までバスが運行していますが、仮にこちらを利用したとしても鳴子峡周辺で渋滞に巻き込まれてしまうので、この時期の土日祝日は渋滞覚悟でお出かけ下さい。なお平日は紅葉シーズン時でもさほど渋滞することはありませんが、それでも人気の駐車場などは早い時間帯から満車となってしまうこともあります。


鳴子峡の遊歩道


鳴子峡の遊歩道 鳴子峡にはいくつかの遊歩道が整備されています。筆者一番のおすすめのコースは鳴子峡レストハウスから大谷川まで降りることができる鳴子峡遊歩道ですが、東日本大震災以降渓谷区間は途中から通行止めとなっています。また鳴子峡の北側、大深沢にも約2.2kmの大深沢遊歩道が整備されています。HPや雑誌などでよく見かける渓谷に架かる大深沢橋の光景はこちらの大深沢遊歩道から撮影したものです。大深沢遊歩道は鳴子の自然奥深くに入っていきますので熊除けの鈴や足元を中心としたしっかりした装備は必須となります。 


鳴子峡遊歩道の地図

  鳴子峡遊歩道地図