瑞巌寺 本堂



松島 瑞巌寺  瑞巌寺は伊達政宗公により復興され伊達家の菩提寺となっている事で有名ですが、歴史は古く開山は平安時代の828年と東北地方屈指の古刹です。東日本大震災後は「平成の大修繕」とよばれる大改修が行われ、しばらくの間本堂を見ることができませんでしたが、現在は工事が完了し本堂内も見学できるようになっています。



瑞巌寺の沿革

延福寺(平安時代)
 天長5年(828年)に慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が開山といわれている。当時は松島寺とも呼ばれていた。宗派は天台宗。


円福寺(鎌倉時代)
 13世紀半ば(鎌倉時代の中頃)になると、鎌倉幕府執権北条時頼によって造営され、名前も円福寺と改名された。なお宗派は鎌倉幕府が推奨していた臨済宗(禅宗)となる。


瑞厳寺(江戸時代) 
 江戸時代になると仙台藩祖伊達政宗公によって造営され現在の建物となった。名前も現在の瑞巌寺となり宗派は臨済宗となる。


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改修前の本堂


瑞巌寺 本殿 平成の大改修が行われる前の本殿の光景。熊野から材料を運び、京都・根来大工衆が技を競い合い、足かけ5年の歳月をもって完成させたと伝わっています。写真撮影当時(2009年)は正面からお堂内に自由に立ち入ることが出来ました(現在は庫裏からお堂内に入り見学する事ができます)。

庫裏


瑞巌寺 庫裏 瑞巌寺本殿の東側にある庫裡。庫裏とはお寺の台所の事をいい、瑞巌寺の庫裏には屋根の上に煙出しの屋根が設けられています。この庫裏には唐草や花肘木の彫刻が施され国宝に指定されています。なお堂内へは写真に写っている庫裏から入りお堂内を見学する事となります。

本堂内の光景


瑞巌寺 本堂 参道 瑞巌寺のお堂内は写真撮影は禁止となっていますが、建物が写らなければお堂内からの撮影は可能となっています。写真は本堂内から中門〜参道方面を写したものです。

瑞巌寺 本堂 書院 こちらは本堂裏側にある庭を写したもの。瑞巌寺では本堂のみならず、庭や周辺の木々まで丁寧に手入れがなされていました。