奥入瀬渓流 銚子大滝
銚子大滝は横幅約15m、落差7mと奥入瀬渓流最大の滝で同地域を代表する観光スポットです。この銚子大滝のせいで
十和田湖に魚が登ることができず十和田湖は長年魚が生息しない湖だったといわれています。また
たくさんの滝があることで知られている奥入瀬渓流ですが、本流にある滝はこの銚子大滝のみとなっています。
周辺にはバスの停留所及び車数台が駐車できる駐車場があり、そこから遊歩道を下って行くことができます。なお銚子大滝の駐車場の詳細については別途「
奥入瀬渓流の駐車場」のページをご参照下さい。
※銚子大滝の場所については別途「
奥入瀬渓流の散策地図」を参照。
新緑の光景
奥入瀬渓流の銚子大滝は雪解け水の影響で新緑の時期(6月頃)が一番水量が多くなりダイナミックな光景を見せてくれます。周囲は滝からの水飛沫(みずしぶき)で濡れ岩は苔に覆われています。なお銚子大滝付近の国道102号線には小さいながらも駐車場があり車を駐めて散策する事ができます。
紅葉の光景
紅葉の時期の銚子大滝。上の新緑の時期の写真と見比べて見て下さい。
冬の光景
真冬の時期の銚子大滝。冬場は十和田湖の水位が下がり奥入瀬渓流に流れる水の量も減る為、夏場に比べて水量が少なく滝の両脇には氷柱が立っています。なお冬の時期は散策路は雪に覆われ滑りやすくなっているので注意が必要です。
観光客と銚子大滝
奥入瀬渓流の遊歩道から銚子大滝を眺める観光客。この日周辺市町村の温度は30度近くあったのですが滝の周囲は銚子大滝が天然のクーラーの役割を果たし冷たく心地よい風が吹いていました。
銚子大滝 魚道 由来
魚道
銚子大滝にギリギリまで近づいて上から眺めて見た光景。この高さゆえに十和田湖には魚が入ることができなかったとされていますが、銚子大滝の右岸側を流れる「寒沢の流れ」を利用し日本で始めてとなる「魚道」が設けられ、現在はその魚道を通ってきたと推測される鯉や鮒といった魚が定着しています。
由来
銚子大滝の名前の由来は、現地の案内看板によると十和田湖を巨大な銚子(とっくり) に見立てた場合、ご覧のように銚子大滝付近が注ぎ口にあたるという事からきているそうです。