あまちゃんの聖地 久慈市の見所・歩き方
久慈市は三陸海岸北部の中核都市で陸海交通の要衝として古くから栄えたきた港町です。以前より
北限の海女の地として知られていましたが、平成25年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台となった事から、知名度が一気にアップしました。
見所はなんといっても「
北限の海女さん」が見られる海女センターがあり「あまちゃん」のメインロケ地でもあった小袖地区。この他久慈駅周辺でもテレビで見たことのある風景がいくつかでてきます。また車で来られた方は久慈市西部の山間部にある新山根温泉や
久慈琥珀博物館まで足を運び旅を楽しむのもお勧めです。
※本サイトに記載されている内容については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
目 次
久慈市のグルメ
らーめん 千種
喫茶 モカ
ウニ弁当
まめぶ汁
ウニ
久慈市の市日
久慈市の光景
あまちゃん
巽山公園
久慈渓流
滝ダム
べっぴんの湯
久慈市の宿泊施設について
久慈市の観光に要する時間
久慈市の観光ベストシーズン
久慈市で昔から営業している老舗のラーメン店。鶏のコクが効いているスープに鳥のチャーシューは昔ながらの味で、付近を通ると芳ばしいラーメンの匂いと、順番待ちしている人の姿が見えるのですぐにわかります。
地図で場所を確認する→
岩手県久慈市二十八日町1丁目10
久慈市ではよく知られている喫茶店。あまちゃんに登場する喫茶店「リアス」のモデルとなって店で撮影当時は俳優さんやスタッフさん達が足繁く通ったことから全国的にも知られるようになりました。
地図で場所を確認する→
岩手県久慈市本町1丁目20
三陸鉄道 久慈駅で販売されている弁当で全国コンクールで優勝したこともある一品。あまちゃんでも度々登場し人気がさらに過熱しました。なおうに弁当に詳細は別途「
久慈駅」のページを参照。
昔から久慈市を中心とした岩手県北部で食べられてきた郷土食。最大の特徴はクルミや黒砂糖を包んだ団子(まめぶ)で、このまめぶを肉の入ってない雑煮のような汁にいれて食べます。
北限の海女さんが実演で採ってくるウニや久慈駅で販売されているウニ弁当が話題を集め久慈市のウニとして知名度がアップしてきています。
久慈の市日とは毎月3と8がつくに開催される青空市場。歴史は古く1600年頃からの記録が残っているといわれており、市場が開催される日になると国道281号線から
道の駅「やませ土風館」に通じるわずか70mほどの通りにたくさんの店が軒を連ねます。地元では市日の日はこの市場だけで買い物の用がたりるといわれています。
なおこの「市日」という風習は岩手県北部から青森県南部にかけて伝わっており周辺の市町村でも市日が開催されているところがありますが、なかでも久慈市の市日は規模・開催回数共に最大級で昔は
北限の海女さん達も素潜り漁で採ったウニやアワビを売りにきていたそうです。
市日の光景
市日の光景。通りを歩いても特に押し売りされるわけでもなく気軽に散策ができます。店の人と客との間では「私みたいな年寄り避けて若い人がいる店から買ったべ」などといった冗談も聞こえ、通りにはツバメが飛んでいました。
久慈の市日で売られている品物は港町らしく魚介類が主体ですが八百屋さんや花屋さんなどもあります。なかには農作業用の鎌や鋤鍬を売っている店もあり、季節に応じた品物が販売されているようでした。
魚屋さんをのぞくお客さん。なにに驚いたのか口を押さえて目を丸くしていました。なお天井からぶら下げられているのは「サケトバ」といい、秋サケを塩水に漬けて干したもの。北三陸を代表する珍味のひとつ。
こちらは市日じゃない日の光景。市日の日の賑やかさが嘘のように閑散としている。なお久慈市の市日は月6回開催されるので観光で訪れた際に偶然お目にかかれる確率は結構高い。
久慈市は三陸海岸北部の中核都市。久慈湾という良好な港があったことと、内陸部へ通じる街道筋であったこと等からで古くから漁業の町として栄え「北限の海女」は全国的にも有名です。特産品はウニやアワビ、鮭といった三陸の海の幸がメイン。特に市中心部にある
三陸リアス鉄道久慈駅で販売されている「ウニ弁当」は駅弁日本一の呼び名が高い幻の駅弁です。
久慈市中心部を歩いていると至る所で見ることができる「あまちゃん」のポスター。現在はポスターの数も減ってきましたが2013年当時の久慈市はどこを向いてもこのポスターが目に飛び込んできました。なおドラマで使用されている方言「
じぇじぇじぇー!」も2013年度からは使用する市民が爆発的に増えたそうです。
巽山公園から見た久慈市。巽山公園は道の駅「やませ風土館」の東側にある高台。NHKの朝ドラ「あまちゃん」では自虐的な会話の際に何度か名前だけ登場しています。展望台からは久慈市を一望でき、海女センターがある小袖地区は右側に見える半島の裏側にあります。
昭和40年代の光景
久慈市の昭和40年代の光景。この写真の撮影前に久慈市は大火にみまわれており、その影響で空き地が目立ちます。なお中央に見えるのが久慈駅で、下に見える建物が久慈病院。病院は現在、川の対岸側に移転しています。
久慈川の上流にある久慈渓流。紅葉の名所として色々紹介されてはいますが、実際に紅葉シーズンに訪れても渓流釣りを楽しむ人しかいないのが現状です。とはいえ紅葉そのものは見事ですので紅葉シーズン時に三陸海岸を訪れた際に時間が余ったら立ち寄るのも一興です。
こちらは新緑の久慈渓流。この時期は渓流釣りが解禁となり多くの太公望で賑わいます。駐車場や遊歩道の利用者も釣り客の皆さんがほとんどです。
長内川上流にある滝ダムからみた久慈市の光景。中央に見えるのは久慈湾の北部に浮かぶ陸続きの島、牛島。久慈市は久慈湾の影響か東日本大震災では他の地域に比べると比較的津波の被害が少なかった町でもあります。
長内川上流にあるべっぴんの湯。べっぴんとは美人のこと。泉質は強いアルカリ性で入浴すると肌がスベスベします。この為べっぴんの湯に入った人は口をそろえて「これは絶対肌に良い」と言います。
注:べっぴんの湯は湯量減少により2019年10月から一時休業となっていましたが、新たな掘削工事で湯量が回復し2022年より営業を再開しました。
べっぴんの湯の正式名称は「親山根温泉」。PH10.8の強アルカリ性の泉質で、温泉といえば硫黄臭や刺激の強い湯をイメージしてしまう人のなかにはべっぴんの湯の柔らかさ、優しさにはある種の感動を覚えてしまう(べっぴんの湯の温泉には硫黄成分も含まれています)方もいます。
個人的には一押しの温泉ですが、宿泊施設や食堂といった施設そのものはいたって普通で、また久慈市中心部からも少々距離があるので(車で30分ほどかかる)、三陸海岸の旅行時に足をのばすか否かは悩ましいことろ。
日帰り入浴 大人600円、子供300円
地図で場所を確認する→岩手県久慈市山根町下戸鎖4-5-1
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宿自体は久慈市には少なく、レンタカーなども無いことから、
八戸市や
宮古市方面に宿をとり
三陸海岸をドライブしながら久慈市を訪れるというスタイルが現在一般的となっています。
また観光ツアーもNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」の人気急騰により一時期は色々企画されてきましたが、最近は落ち着きを取り戻しつつあります。
ドラマ「あまちゃん」に登場した小袖海岸や久慈駅など
主要な撮影スポットの散策に要する時間は3時間程。久慈駅周辺の名所は徒歩でまわれる範囲内にある。また山間部の久慈琥珀記念館や新山根温泉へ行く場合はさらに2時間ほど必要。
2014年度からは三陸鉄道が
久慈駅でレンタサイクルのサービスもはじめ市内の移動が楽になりました(ただし
北限の海女がみられる小袖海岸までは片道10kmほどあり自転車での移動はお勧めしません)。
※久慈市を組み込んだ
岩手県の観光モデルコースは別途「
いわて花巻空港」及び「
八戸駅」「
宮古駅」「
盛岡駅」の各ページを参照
久慈市の代名詞といえば「北限の海女」。海女さんはプロとはいえ生身の人間なので、素潜り漁を行う時期は水温の高い7月から8月にかけてのわずかな期間。実演を行っているのもこの期間中なので、まさに久慈観光のベストシーズンといえるでしょう。なお海女さんの実演が見られないとはいえ、春や秋もウニ焼きやめまぶ汁のふるまい等が行われ観光客の受け入れ態勢は万全です。また寒さが厳しい冬は町一面氷の世界となりますのでシーズンオフとなります。
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