石舞台古墳



明日香村の石舞台古墳 石舞台古墳は日本最大級の横穴式石室を持つ古墳で明日香村を代表する古墳のひとつです。 大小約30個の花崗岩が使用されており、一番大きな石で約77トン、総重量は2,300トンと推定されています。元々は1辺約55メートルの方墳だったそうですが、古墳上部の盛土が失われ、現在は巨大な石室が露出した姿となっています。
 築造は7世紀の初め頃と推定され、埋葬されているのは当時これだけ巨大な墓を築造できる権力を持ち、周辺を領地として支配していた蘇我馬子の可能性が高いと言われています。
 古墳はその形状から「石舞台」と呼ばれていますが、昔狐が女性に化けて石の上で舞を見せたとか、旅芸人がこの巨石を舞台に演じた等の話が残されています。


入場料(料金)・時間


入場料
 一般250円、高校生200円、中学生150円、小学生100円 ※30名以上で団体割引有り

入場時間
 8:30〜17:00(受付16:45まで)



アクセス・駐車場


駐車場 有り(1回500円) 


アクセス(バス)
 近鉄「橿原神宮前」駅もしくは「飛鳥」駅より奈良交通明日香周遊バスに乗車。「石舞台」下車して徒歩3分ほど。

 地図で場所を確認する奈良県高市郡明日香村島庄254番地


ライトアップ・桜


明日香村の桜と菜の花 石舞台古墳の周辺にはソメイヨシノが植えられており、桜の名所としても知られています。桜が見頃をむかえるのは3月下旬から4月上旬にかけてで、桜が満開になる時期にあわせてライトアップもおこなわれます。


夜桜ライトアップ

 3月下旬〜4月上旬(開花状況による)・ ライトアップ開始 18時 終了21時

石舞台古墳の光景


石舞台古墳の光景 石舞台古墳は明日香村を代表する観光スポット。元々は盛土され一般的に見られるような古墳の形をしていたのだそうです(遠い昔は)。このことは現地の方の説明で初めて知りました。現在見えているのは石室の天井部分で周囲には桜の木や菜の花が植えられ、竹林もすぐそばにあります。現在の状況からはその昔は盛土された大きな古墳だったとは少々想像しにくい状態となっています。
 この石舞台古墳は明日香村観光コースの定番となっており、周囲の芝生でお弁当を食べる人の姿もよくみられます。

石室

石舞台古墳 石室 石舞台古墳の石室。南西方向に開口しており、中央には排水溝のようなものも見えます。穴はとても大きく大人でも問題なく入ることができ、この奥に埋葬場所と思われるような石畳があります。石室内部は一般公開されているのですが、長い歳月の経て埋葬品は盗掘されまったく残っていません。