青岸渡寺
青岸渡寺は仁徳天皇の頃インドより漂流してきた裸形上人が
那智の滝の滝壺で観音菩薩を見つけ安置したのがはじまりとされています。古来より
那智熊野大社と一体とされてきましたが、明治の神仏分離令で寺と神社に分けられました。現在は西国観音霊場第1番札所として信仰を集め、奥にある三重塔は
那智山を象徴する建物として親しまれています。
三重塔
拝観時間 8:00〜16:00
拝観料 200円
青岸渡寺と那智の滝
青岸渡寺と那智の滝、そして三重塔。那智山ではもっともおなじみの光景で雑誌やHPなどで紹介されている為、誰でも一度は見たことがある光景だと思います。
三重塔
三重塔は那智の滝とならんで那智山のシンボル。那智の原生林のなかに建つ朱塗りの三重塔は那智山随一の展望スポットとしても有名です。
青岸渡寺
青岸渡寺の光景。朱色に彩られ比較的華やかな雰囲気がただよう熊野那智大社境内において青岸渡寺は質素で控えめな造りとなっており、これは神社ではなく寺ということが関係しているのかもしれません。なおこの仏堂は豊臣秀吉が再建したもので重要文化財に指定されています。
青岸渡寺の本堂。観音霊場の一番札所であるためか、堂内には南無観世音菩薩と記された提灯が多数ぶら下げられていました。