大門坂(熊野古道)


 苔むした石畳の道が印象的な大門坂はいわば聖域那智山の玄関口にあたるところで、大門坂茶屋では平安貴族の衣装を着て記念撮影をすることができます。この大門坂周辺は数ある熊野古道の中でもっとも訪れやすい古道のひとつで、道中坂道が大変ですが大門坂から参拝をはじめるのが那智山詣での王道ともいえます(大門坂から熊野那智大社までは約1.5km 35分の道のりです)。なお大門の由来はその昔坂を登り切った所に大門があったのことからきており、現在は青岸渡寺の仁王門として復元されています。


平安衣装体験 
 いにしえの平安衣装に身を包み那智山境内を巡礼する体験プラン

営業時間 9:00〜16:00
体験料金 モデルコース2,000円、体験コース3,000
駐車場 有り(無料)
アクセス 別途「熊野那智大社のアクセス・行き方」を参照
予約申込先 0735-55-0244

地図で場所を確認する


熊野古道


熊野古道 大門坂周辺の石畳の道。以前は石畳に苔がびっしりと生え古道らしい雰囲気を醸し出していたのですが、2004年に世界遺産に登録されると大勢の観光客が訪れたことにより苔が削られ翌年の2005年には消失してしまいました。




大門坂


 大門坂の石碑。ここから先が聖域となります。周囲には民家も見られ俗世の光景が広がっていますが、この先は杉並木のなかを石畳の道が通るいにしえの熊野古道の光景となります。なお大門坂の駐車場には熊野信仰の象徴である八咫烏(ヤタガラス)をシンボルとしたナデシコジャパンの活躍を記念したモニュメントが建立されていました。

大門坂

平安装束


平安衣装で歩く熊野古道 平安装束を着て歩く熊野古道。大坂門では平安装束を着て熊野古道を歩く体験プランも提供しており、熊野古道を歩いていると大坂門から先は平安衣装を着た参拝客の姿を見かけることも多々あります。

多富気王子


大門坂・多富気王子 大門坂にある多富気王子(ふたけおうじ)跡。江戸時代までは社があったとされていますが現在は石碑が残るのみ。この石碑は夫婦杉とならんで大坂門周辺の観光スポットとなっています。


熊野古道


熊野古道 熊野古道の光景。大坂門とは少々違う場所の光景ですが、熊野や那智の山中ではこのような朱色の欄干の橋がよく見られます。平安貴族達もこのような朱色の欄干の橋を渡って熊野詣でにでかけたのでしょうか?