パワースポット 榛名神社



パワースポット 榛名神社 関東地方を代表するパワースポットにして万能のご利益をもつとされる榛名神社。榛名神社がパワースポットといわれる理由についてはその重みある歴史や榛名山の豊かな自然に囲まれた神秘的な光景など色々ありますが、本ページではこれら榛名神社がパワースポットたる由縁を整理してご紹介し、一般的に言われている主なご利益についてもご説明していきます。


※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


目 次

榛名神社の祭神・ご利益
 主祭神
 合祀神
 ご利益
榛名神社の七福神 
榛名神社のパワースポット
 本社・御姿岩
 杵築社 
 塞神社
 行者渓
 水琴窟
 矢立の杉
榛名神社のお守り・おみくじ
ご利益エピソード



榛名神社の祭神・ご利益


 榛名神社のご利益をご説明していくうえで、祀られている神様の事を理解するのは大切なことです。なので本項ではまず榛名神社に祀られている神様についてご説明していきます。

 榛名神社は 元々は榛名山そのものを祭神としていたと伝えられていますが、現在の主祭神は火の神である火産霊神、土の神である埴山姫神。この他水分神、高淤加美神、闇淤加美神、大山祇神、大物主神、木花開耶姫神を合わせ祀っています。


主祭神


火産霊神 (ほむすびのかみ、火の神)
 国生みの創造神、伊弉諾尊と伊弉冉尊の夫婦から生まれた火を司る神様。全国に数ある「愛宕神社」や「秋葉神社」の主祭神で防火・郷土守護の神様として広く信仰されています。また火は工業や鉱業にも通ずることから産業振興の神様としても信仰されています。
 また火産霊神は火をまとって生まれてきた為に出産時に母である伊弉冉尊が火傷を負い亡くなり、怒った父である伊弉諾尊に斬り殺されてしまいます。しかし火産霊神の死体や血からは鉱山や工業に通じる多くの重要な神々が生まれた事も火産霊が産業振興の神様として信仰されている理由の1つとなっています。



埴山毘売神(はにやまひめのかみ、土の神)
 火産霊神を産んだ際の火傷が原因で亡くなった伊弉冉尊の排泄物から化生したとされる土の神様。



合祀神


水分神(みくまりのかみ、水の分配を司る祈雨の神)
 火産霊神の兄弟で河口の神様である男女一対の神様であるハヤアキツヒコハヤアキツヒメの子。雨乞いの際にお祈りを捧げる神様であり、田んぼの神様としても信仰されるようになりました。この他子供の守護神、子授け・安産の神としても信仰されています。


高淤加美神、闇淤加美神(たかおかみのかみ・くらおかみのかみ、水の神)
 「高」は山を「闇」は谷を、そして「淤加美(おかみ)」は龍を指す言葉であり、古来より水や雨を司る神様として信仰されてきました。淤加美神は京都の水源を守る貴船神社の主祭神としてもよく知られています。


大山祇神(おおやまづみのかみ、大いなる山の神)
 伊弉諾尊と伊弉冉尊の夫婦から生まれた山の精霊。山をご神体としている神社では、娘である木花開耶姫神等と共に祭神としてよく祀られています。


木花開耶姫神 (このはなのさくやひめのかみ、木花を咲かせる繁栄の神)
 花のような繁栄を約束する女神で。天照大神の孫で現在の天皇家の直接の先祖にあたる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の妻となり、地上に降りた瓊瓊杵尊の系譜の繁栄を約束しました。富士山をご神体とする浅間神社の祭神として信仰されています。


大物主神 (おおものぬしのかみ、大国主神の和魂)
 縁結びで有名な出雲大社の祭神 大国主神の和魂もしくは大国主神と共に現在の日本国の基礎を築きあげたとされる神様です。詳細については別途「三輪山(大神神社)」のページをご参照下さい。




榛名神社のご利益


 榛名神社はどんな願い事に対してもご利益がある万能神社として知られています。その理由としては御祭神の火産霊神(ほむすびのかみ)が火を、埴山毘売神(はにやまひめのかみ)のが土をそれぞれ司り、榛名山からは木のエネルギーが、榛名湖や榛名川から水と金のエネルギーが集まり陰陽道でいう五行「木・火・土・金・水」のすべてのエネルギーが集まっている事があげられます。五行すべてのエネルギーが集まる場所は、自然のエネルギーが最も強まる場所とも言われており、すべての運気が上昇し、大きな願望が叶うと言われているのです。

 このように万能のご利益があるといわれる榛名神社ですが、そのなかで一般的に特に効果があるといわれているご利益は以下のとおりとなります。



榛名神社のご利益 一覧

 鎮火、不老長寿、縁結び五穀豊穣、生命力上昇、夫婦円満、商売繁盛、財運上昇、安産、産業、発展、知力増大、家内安全、天下泰平、縁結び



榛名神社の七福神


榛名神社 七福神 毘沙門天 七福神とは宝船に乗った七柱の福の神の事をいいます。榛名神社の参道には随神門から順に毘沙門天、寿老人、布袋、福禄寿、恵比寿、弁才天、大黒天が祀られており、参道を歩きながらの七福神巡りが人気となっています。皆さんも榛名神社を訪れた際には参道脇に鎮座している七福神の像を見つけ願い事を祈願してみてはいかがでしょうか?
 なお一般的に言われている七福神のご利益は以下のとおりとなっています。


毘沙門天 勝負事に強くなる、融通招福、大願成就の神

寿老人 長寿延命、富貴長寿の神

布袋尊 笑門来福、夫婦円満、子宝の神

福禄寿 招徳人望、子孫繁栄の神

恵比寿 商売繁昌、除災招福の神

弁財天 知恵財宝、学業成就、愛嬌縁結びの神

大黒天 福徳開運、子孫愛育の神



榛名神社のパワースポット


 榛名神社は榛名山を含め周辺一帯がパワースポットといわれていますが、そのなかでも特にパワーが集まるパワースポットとして知られている場所をご紹介していきます。



本社・御姿岩

榛名神社 御姿岩  榛名神社の主祭神である火産霊神と埴山毘売神の他に繁栄の神様で安産や縁結びの神様でもある木花開耶姫(このはなさくやひめ)が合祀されている本社は、朱と黒を基調にした壮麗な造りとなっており、見る者をうならせる見事な彫刻が施されています。また本社の後ろにそびえ、現在のご神体とされている御姿岩は強いパワーを発し、運気がアップするといわれています。ちなみに榛名神社の象徴ともいえる御姿岩。この今にも落ちてきそうな大きな岩は1000年以上も昔から落ちることなく現在の形で存在していると伝えられています。



杵築社

榛名神社 杵築社 杵築社(きつきしゃ)は縁結び・良縁のご利益で知られる出雲大社の分社のひとつ。本社の右手に鎮座しています。ちなみに「杵築」とは出雲大社が昔「杵築大社」と呼ばれていたことに由来しています。



塞神社

 塞神(さいのかみ)とは災いをもたらす悪霊の侵入を防ぐ為に村境・峠・辻などといった分岐点に祭られる神様で、「道祖神」と同じ意味合いを持つ神様です。縁結びや交通安全のご利益があるとされています。



行者渓

 行者渓は榛名神社の境内を流れる榛名川の支流の最奧にある岩山です。清らかな水の流れと神々しい岩山の光景は見ているだけで心を癒やし、運気がアップするといわれています。榛名神社でも一番のパワースポットとして知られています。



水琴窟

榛名神社 水琴窟 水琴窟とは地中に設けた空洞に水滴を落とすことにより音を反響させる日本庭園の装飾技法のひとつです。榛名神社の水琴窟は願いを込めながら神水を石にかけると「キンキン」と音が聞こえ願いが成就するといわれています。また音が反響してくる筒は2本あり恋人同士で水琴窟の音を聞くと絆がさらに強く結ばれるとも言われています(冬の間は氷結の為、音を聞くことができません)。



矢立の杉

榛名神社 矢立の杉  矢立の杉は榛名神社境内にある樹齢1000年の杉で天然記念物に指定されています。戦国時代を代表する武将、武田信玄が箕輪城攻略のおり、戦勝祈願で訪れたとき矢を立てたと伝えられ、そのご利益にあやかろうと現在でもお参りする人が絶えません。


榛名神社のお守り・おみくじ



お守り

 榛名神社で授与することができるお守りは大きく分けて13項目、全部で54種類にもおよびます。

 主なお守りの種類は以下の通りですが、

  火難除け・勝負事・夫婦家庭円満・美人・金運商売繁盛・パワーストーン使用のブレスレット・安産・縁結び恋愛成就・開運厄除け・学業合格・病気平癒健康・子供護身・交通安全

 特に人気のある「縁結びお守り」は二つでセットとなっており、カップルの方々に人気があります。



ご神水開運おみくじ

 榛名神社のおみくじは「ご神水開運おみくじ」と呼ばれ、白紙のおみくじをご神水に浸すと文字が浮かび上がる仕組みになっています。ご神水に浸し浮かび上がった文字を読み終わった後は灯籠に入れゆっくりと回し、この灯籠を回すことにより運も廻ってくるとされ、納めたおみくじは宮司さんが後に祝詞をあげてくれるのだそうです。なお「ご神水開運おみくじ」は乾いてしまうと文字が消えてしまいます。



パワースポット榛名神社のご利益エピソード

 
 なんでも願い事を叶えてくれる万能神社とされる榛名神社。本項では比較的有名でよく語られている榛名神社のご利益にかんするエピソードをご紹介していきます。



戦艦榛名

 某人気ブラウザーゲームの影響で知っている方も多い旧日本海軍の「戦艦榛名」。戦艦榛名は竣工が1915年(大正4年)と太平洋戦争に参加した艦船の中でも最も老齢な艦であるにもかかわらず、多くの海戦に参加し激しい砲火をくぐり抜け、広島県の呉港で終戦をむかえます。戦後は解体され「戦後復興のための資材となった」とされていますが、太平洋戦争でもっとも活躍した戦艦のひとつでかつ沈没を免れていることから「日本海軍の武勲艦」と評されています。
 この戦艦榛名の艦名は榛名山に由来するもので、艦内神社は榛名神社から分祀されたもので榛名神が祀られていました。



武田信玄

 前述してありますが、榛名神社は戦国武将の武田信玄が戦勝祈願に訪れた勝利をおさめたことで知られています。当時、武田信玄は上杉家、北条家の国境に位置する要衝 箕輪城(群馬県高崎市)の攻略に苦戦していましたが、1563年武田信玄は箕輪城攻略の折に榛名神社で戦勝祈願を行い、この時「矢立の杉」に矢をたてて出陣し見事箕輪城の攻略に成功しました。