江ノ島 観光案内地図
江ノ島は島の東側が標高60mほどの山で、西側は昭和30年代に埋め立てられてできた港湾施設となっています。主な観光スポットは島東側の山の上に点在し、これらは階段と石畳の散策路でつながっています。また島内では島に住み着いていると思われる猫たちがお出迎えをしてくれます。
@江島神社辺津宮
「裸弁天」で知られる「妙音弁財天」が安置されているお社で鎌倉幕府第3代将軍 源実朝の創建といわれています。
艶やかな肌の妙音弁財天は鎌倉時代の傑作品のひとつとされています。
参詣時間
境内自由(妙音弁財天が安置されている奉安殿は8:30〜17:00)
拝観料
無料(奉安殿 150円)
創建は平安時代の853年。慈覚大師の創建と伝えられるお社です。現在の建物は観光地として賑わった江戸時代に再建されたもので朱塗りの華やかな作りとなっています。江ノ島のほぼ中央部分に鎮座し、江島神社辺津宮及び江島神社奥津宮とあわせて日本三大弁天のひとつに数えられています(他2社は滋賀県
竹生島の宝厳寺・竹生島神社、広島県
厳島の厳島神社(大願寺))。
B恋人の丘・龍恋の鐘
江之島には「その昔江ノ島がある腰越地区の村人達を悩ませていた五頭龍が美しい天女に惚れて、改心した後に求婚しました。この時の美しい天女が江島神社に祀られている弁財天です」という言い伝えが残されていますが、この伝説にちなんで作られたモニュメントが「恋人の丘・龍恋の鐘」です。鐘をふたりで鳴らしたあと、売店で販売されている南京錠に二人の名前を書いて柵に付けると、永遠の愛が叶うといわれており、柵には沢山の南京錠が掛けられています。
また丘からは広大な大海原の眺望が楽しめる絶景スポットでもあります。
C江の島サムエル・コッキング苑
イギリスの貿易商「サムエル・コッキング」が築造した大庭園跡。現在は南国風の雰囲気が漂う植物園となっておりサンセットテラといわれるエリアにある展望灯台からは360度のパノラマが楽しめます。
営業時間
9:00〜18:00(土日祝日は20:00まで。また11〜3月は17:00までの営業)
入場料
200円(展望灯台は別途300円)
D江島神社奥津宮
飛鳥時代の552年の創建と伝えられる古社。この奥津宮に鎌倉時代 源頼朝が弁財天を勧進し江の島弁天信仰が始まり、江戸時代には徳川家康が参詣したことで観光地としての賑わいもみせるようになりました。いうならば江ノ島観光の原点ともいえるお社で、島内でもっとも木々が生い茂り緑の濃い所に鎮座し独特の雰囲気を感じることができます。
E稚児ヶ淵
稚児ヶ淵は鎌倉五山の第1位 建長寺の修行僧と稚児の白菊が恋に落ち、実らぬ恋を嘆いた白菊が身を投じたといわれる断崖です。釣り人の姿もよく見かける眺望スポットで、断崖の下は関東大震災時に隆起した平らな岩場(関東大震災時は島全体が周囲の海岸と共に隆起しています)となっており階段で降りる事も可能です。
F江の島岩屋
江の島岩屋は外海に面した江ノ島南西部の最奥にある海蝕洞窟。古くから伝わる江の島信仰発祥の地とされる所で、弘法大師空海や日蓮、北条時政(鎌倉幕府初代執権で源頼朝の妻である北条政子の父)といった歴史上の有名人物らもこの岩屋で修行・祈願したといわれています。神聖な霊場ですが一般の方も入場可能で、2016年の年末には洞窟内のライトアップも行われ、その幻想的な美しさから多くの話題を集めました。
なお海が荒れている破天時は入場不可となります。
入場時間 9:00〜17:00(11〜2月は〜16:00)
入場料 500円
G弁財天仲見世通
江ノ島に渡ってそのまま進むと現れる商店街。道幅は狭いですが江ノ島の中心街でありお土産屋さんや食事処が軒を連ねています。店に紛れて郵便局や派出所もありました。なおお店はここだけではなく山頂にもちゃんとあります。
江ノ島の猫
江の島を散策しているとよく目に付くのがたくさんの「猫」達。愛くるしいその仕草は江の島の重要な観光資源のひとつとなっています。ではこの猫たちはどこからやってきたのでしょうか?元々江の島に住み着いていたのでしょうか?
実は江の島では1980年代に、捨て猫の数が増え野良猫化し問題になりました。この為、地域住民やボランティア達によって「江の島ネコ募金」がスタートし、観光客から募金を募り、不妊や去勢手術が行われているです。
こうして江の島の猫は野良猫から地域猫となり、江の島観光に一役かっているのです。