大涌谷の見所・歩き方



大涌谷 箱根随一の観光スポットである大涌谷は約3000年ほど前の神山の噴火によってできた爆裂火口跡で、いたるところから白い噴煙や水蒸気が立ち上る様はまさに「大地は生きているのだな」と実感させられます。この今にも噴火するのではないかと不安になる光景は昔から恐れられていたようで鎌倉時代には「地獄谷」とよばれていました(現在の名称は明治天皇・皇后の行幸啓に際し、1876年(明治9年)9月5日に改称されたもの)。主な見所は自然研究路とよばれる散策路にあるミニ地獄池や約80箇所ほどあるといわれている噴煙池でまさに大地の息吹を感じることができます。他にも箱根の定番グルメである名物の黒たまごなどがありますが、これらのスポットはいずれも大涌谷駅前の大涌谷観光センター付近にあり、迷うことなく散策することができるようになっています。
 なお大涌谷は現在も火山活動を続けていますので、火山活動が活発となったエリアは立ち入り禁止となることがあります。事故防止の為にも立ち入り禁止のエリアには近づかないようにしましょう。


※本サイトに記載されている内容については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


公式HP箱根町観光協会


大涌谷の観光所用時間


 大涌谷自体はさほど広いわけでもなく1時間もあれば一通り見ることができます。ただし観光ハイシーズン時の土日祝日や大型連休ともなると多くの観光客で混雑し、駐車場やロープウェイそして黒たまご等の待ち時間で1時間以上要することもあります。
 なお大涌谷周辺には大涌谷を源泉とした温泉や芦ノ湖方面に通じる緑豊かな散策路が整備されていますので、時間に余裕のある方は足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?※大涌谷への入場は自由ですが自然研究路は8時30分から17時までとなっています(注:季節により変動有り)。

 

大涌谷おすすめの時期・ベストシーズン


 大涌谷おすすめの時期は新緑の5月中旬から夏にかけて、地獄と称される光景も周囲が緑に覆われると場合によっては極楽浄土のような光景にも見えてきます。また大涌谷は標高が1000mを越える為、季節が麓と比べると一ヶ月ほど早く11月をすぎたあたりにあると強風の日が多くなり積雪も見られるようになります。元々荒涼としている光景がさらに寂しげな光景となり筆者個人的にはあまりおすすめはしませんが、よく通う方のなかには「冬にこそ大涌谷の真の良さがある」という方もいることを付け加えておきます。

 

大涌谷のグルメ


黒たまご
黒たまご 大涌谷の温泉池で茹でた卵。温泉成分で殻が黒くなり卵の旨味も凝縮しています。その美味しさから根強い人気を誇り箱根の定番グルメ・お土産となっています。


温泉饅頭
 箱根の定番土産のひとつでさっぱりした餡と薄皮が特徴ですが、近年は様々なタイプの饅頭が販売されています。


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