東京タワーの高さは?



東京タワーの高さ

 東京タワーは日本では東京スカイツリー(634m)について日本第二位の高さをほこる建造物です。
 地上高は333m。開業した年の昭和33年と共にこの3という数字が並んだ値はあまりにも有名で、特に東京タワーに慣れ親しんだ年配の方々にとっては忘れることのできない数字となっています。この333mという高さは特に意識したわけではなく関東一円に電波を送る際に必要な高さとして算出された数字とされています(ただしライバルであるパリのエッフェル塔(地上高300m)には勝ちたいという気持ちはあったそうです)。
 各展望台の高さは大展望台 150m、特別展望台250mとなっており、実際に一般の方が登ることができるのは高さ250mの所にある特別展望台までですから、人が眺める事ができる高さという観点で考えると横浜ランドマークタワーやあべのハルカスの方が高く、東京都庁舎とは同じくらいの高さとなります。  
 なお大展望台から上の部分は電波施設となっており、東京タワーの最上部には避雷針が設置されており年平均13回ほど落雷が確認されています。
 また東京タワー2Fには事業の隆昌繁栄と来塔者の安全を祈願し1977年に天照大神が「タワー大神宮」として奉鎮されておりますが、この神社は東京23区ではもっとも高いところに鎮座している神社となっています(厳密には商用ビルの屋上などに勧請されているお社も多数あると推測されていますが、神社庁に正式に登録されているお社のなかでは一番高い所にあるとされています)。

東京タワー 神社



ゴジラ
 スクリーンの中ではちょくちょく東京タワーを破壊してくれるゴジラ。ゴジラの大きさは時代と共に大きさは変化しており(初期は50m、近年は120mほどの大きさとなっています)、上図のゴジラの高さは100mに設定しています。


東京都庁舎
 東京都庁舎の高さは243m。東京タワー特別展望台とほぼ同じ高さとなっています。


エッフェル塔
 エッフェル塔の高さは300m。東京タワーより33mほど低いのですが、完成年度は東京タワーより69年も古い1889年。地盤の強さや良好な気象条件など有利な点もありますが、2つの世界大戦をくぐり抜けた歴史の古さを考慮するとやはり偉大な塔です。


あべのハルカス・横浜ランドマークタワー
 共に日本を代表する高層建造物ですが高さは東京タワーに若干負けています。ただし展望台は東京タワー特別展望台より高い位置に設けられています。各々の高さは次のとおり。あべのハルカス(地上高300m 展望台288m)、横浜ランドマークタワー(地上高296m 展望台273m)。


東京スカイツリー
 地上高634mと日本一の高さを誇る建造物で、塔としての高さでは世界一となる電波塔です。展望台である天望回廊の高さは450mでこちらも東京タワーの高さを抜いています。


その他
 上記の他、色々比べてみますと世界最長の軍艦であるアメリカ海軍のニミッツ級原子力空母は東京タワーと同じ330〜333mの長さです。また日本第3位の深さとなっている十和田湖の最深部は326mとなっています。


階段は?


 東京タワーにはフットタウン(1〜4階部分)屋上から高さ150mの大展望台まで続く外階段が塔の支柱部分に設けられており、土日祝日の11:00〜16:00には「東京タワーを階段で昇ろう」と銘打って一般開放されています。階段数は約600段で下から見上げるとその光景は圧巻です。ただし前述してあるとおり階段はタワー途中の大展望台までですので時間的には10分ほどで登り切ることができます(あくまでも筆者の体験談ですので時間は個人差があると思います)。
 また階段は上りよりも下りの方が膝や腰に負担がかかり、筆者も階段を下りてきたときは膝がガクガクとなってしまいましたので、健康な方でも「自分は運動不足気味だな」などと感じている方は無理をせず帰り(下り)はエレベーターを利用した方が無難かもしれません。ちなみに階段途中でエレベーターへの乗り換えは不可で雨天悪天候時は中止となっています。