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毛越寺 旅行記「観自在王院と舞鶴が池」


 平泉町の観自在王院跡は中尊寺毛越寺とならんでユネスコの世界文化遺産に登録された史跡です。鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」には藤原氏二代基衡 の死後、その妻によって12世紀の半ばに建立されたと記されています。敷地の北側には、大小2棟の阿弥陀堂が建っていたとされ、その内壁には、石清水八幡宮、賀茂の祭、鞍馬の様子、宇治平等院などの平安の都京都の霊地名所が描かれていたそうです。
 発掘調査により大阿弥陀堂、小阿弥陀堂、普賢堂、鐘楼跡が見つかり、毛越寺との間には牛車を止めた全面玉石敷きの車宿跡も見つかっています。 観自在王院は、発掘調査と復元整備により「舞鶴が池」や「車宿跡」が復元されこの旧観自在王院庭園も2011年には世界遺産に登録もされています。
 なお観自在王院とは阿弥陀堂のことで、当時は大阿弥陀堂と小阿弥陀堂があったとされています。


観自在王院跡(舞鶴が池)へのアクセス・行き方
 舞鶴が池がある観自在王院跡は毛越寺の東となりにあり、徒歩で行くことができます。従前まではさほど知名度も高くなく毛越寺の陰に隠れるような場所にあった為、訪れる人はまばらでしたが、世界文化遺産に登録されたことで訪れる観光客が一気に増えました。

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毛越寺の旅
旧観自在王院庭園のお堂

旧観自在王院庭園。道路を挟んで毛越寺庭園の東となりに位置する。発掘調査に基づき「舞鶴が池」が復元されている。また小さいながらも複数のお堂を見ることができる。

旧観自在王院庭園
お地蔵様

旧観自在王院庭園内にあったお地蔵様。旧観自在王院庭園内には小さなお堂や石塔の他お地蔵様が多数見られる。いずれも長い風雪に耐え抜いてきた為か痛みが激しかった。
旧観自在王院庭園のお地蔵様
旧観自在王院庭園

旧観自在王院庭園は毛越寺のすぐ隣にある庭園跡。キレイに整備された芝生と玉石を敷き詰めた道路は地元の方に人気のピクニックスポットだったが、世界遺産に登録されてからは弁当をひろげてくつろぐ家族連れの姿も見られなくなってしまった。
旧観自在王院庭園
車宿跡

毛越寺と観自在王院の間にある車宿跡。車宿跡では牛車を停めていた跡が見つかっており当時の様子を再現する為、玉石が敷かれている。位置的には毛越寺と観自在王院の境界線付近にある。

観自在王院の車宿跡
舞鶴が池

舞鶴が池は観自在王院入り口の真っ正面に作られ、正面に平泉の象徴でもある金鶏山を望むように作られている。旧観自在王院庭園内では大型建物跡や阿弥陀堂、普賢堂、鐘楼等の礎石が見つかっている。

舞鶴が池

 
舞鶴が池春の光景。舞鶴が池は世界遺産に登録される前までは舞鶴が池の周辺は平泉町民憩いの場となっており、天気の良い日にはバーベキューを楽しむ家族連れがよく見られたが、世界遺産に登録されてからはそのような光景はみられなくなってしまった。
春の平泉 舞鶴が池
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