鶴ヶ城公園



 鶴ヶ城は梯郭式の平山城で、城跡のほとんどは鶴ヶ城公園となっており国の史跡に指定されています。この他、史跡外の三ノ丸跡には陸上競技場、市営プール及び福島県立博物館があり、天守は若松城天守閣郷土博物館となっています。
 鶴ヶ城の始まりは鎌倉時代から会津地方を治めていた芦名氏によって14世紀頃に建てられた「黒川城」とされ、以来葦名氏、伊達氏、蒲生氏、上杉氏、加藤氏、松平氏が居住して増築、改修が加えられてきましたが、戊辰戦争の際の痛みが激しく、一度取り壊しされます。その後1960年に復元され現在に至っています。なお黒川城から会津若松城へ名称が変わったのは江戸時代初期の事で(安土桃山時代後期という説もあります)、鶴ヶ城とは通称名です。

鶴ヶ城


鶴ヶ城(日本100名城) 戊辰戦争の舞台になった鶴ヶ城は、日本100名城(12番目)とされている城郭。現在は公園として整備され桜の名所として市民に愛されており、観光都市会津若松市のシンボル的存在となっています。




廊下橋


鶴ヶ城の石垣 鶴ヶ城の廊下橋を渡った所。城の行く手に石垣がそびえ立っており、敵が真っ直ぐ本丸に進めないように工夫されている。このような造りは他の城でもよく見られる。また鶴ヶ城は築造されて600年以上経っている為、石垣の積み方も時代毎に異なっており、よく見るとその違いを見つけることができます。


本丸付近の光景


鶴ヶ城 本丸付近 鶴ヶ城の本丸付近。芝生と砂利の道は丁寧に整備されてお土産店や茶屋もあります。なお園内は無料で自由に散策することができ、ウォーキングを楽しむ地元の方もよく見かけます。

表門(鉄門)


鶴ヶ城 表門(鉄門) 鶴ヶ城の表門。扉や柱が鉄で覆われていることから別名鉄門(くろがねもん)とも言われています。扉の向こう側(本丸内)は今にも花が咲きそうな桜の木がたくさん見える。


お堀の鯉


鶴ヶ城の巨鯉 鶴ヶ城のお堀を泳ぐ鯉。石垣の高さを考えるとかなりの大きさの鯉。お堀の中では他にもたくさんの鯉が泳いでいました。会津若松市は水が豊かな土地で鶴ヶ城のお堀も絶えず水を湛えている。