赤瓦の鶴ヶ城



 現在の鶴ヶ城の姿は戊辰戦争で傷みがひどく取り壊された城を昭和40年に復元したもので、2011年の春にはより当時の光景に近づける為、瓦を黒瓦から赤瓦に張り替えリニューアルオープンしました。


昭和の大復元
 昭和40年以前までは鶴ヶ城は存在せず城跡が公園として開放されており、当時の会津市民に親しまれた定番のデートスポットともなっていました。鶴ヶ城を復元する案が出たとき膨大な復元予算やお城を完全に復元するための資料不足、そして親しまれている公園が様変わりしてしまうといった理由で市を二分する大論争がおこりましたが最終的には鶴ヶ城を復元することで決着し、私たちは鶴ヶ城の雄志を見ることができるのです。


赤瓦の鶴ヶ城


赤瓦の鶴ヶ城(会津若松市) 赤瓦の鶴ヶ城。平成22年の改築により写真のような赤色の瓦に張り替えられた。戊辰戦争当時の瓦は赤瓦で当時の光景により近づけるために行われた。改修前の下の光景と見比べてみてください。


改修前の鶴ヶ城


鶴ヶ城の全景 鶴ヶ城の全景。赤瓦に張り替える前の光景。なお城の内部は博物館になっており、天守閣は展望所になっている。展望所からは会津若松市を一望できるほか、会津磐梯山も眺めることができる。