市場・朝市
八戸市は朝市の町として全国的に有名な所です。元々は八戸港に水揚げされた魚介類を
陸奥湊駅前の通りに軒を連ねる鮮魚店や公設市場が販売し、それを小売店の仲買人や周辺市町村に行商する方々が仕入れていたものですが、知名度が上がるにつれ一般の方々も直接購入に訪れるようになり全国的に有名になりました。現在は一般、観光客向けの「八食センター」や館鼻埠頭で開催される「日本一の朝市」等が整備、企画され朝市の町八戸を代表する観光スポットとなっています(注:八食センターは朝市会場ではなく市場形式のショッピングセンターです)。
※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
館鼻岸壁朝市

八戸市の館鼻岸壁で日春から秋にかけての曜日に開催されている朝市。出店数は約350店ほどで通称「
日本一の朝市」とよばれ(実際全国でも最大級の規模なのだそうです)、この朝市では「買えない物は無い」と言われるほど出展者や商品が多く、一昔前は車なども販売されていたそうです。ここ最近は地元の魚介類や野菜、果物類の他、揚げ物は総菜などがメインとなっており、この館鼻の朝市で有名になり店舗を構えるようになった出店者も多いのだそうです。
開催期間 3月中旬(彼岸入り前の日曜日)〜12月末
開催日時 日曜日 日の出〜10:00
駐車場 市場開催場所である館鼻岸壁に駐車可能。
公式HP http://minatonichiyouasaichikai.com/
地図で場所を確認する 青森県八戸市新湊3丁目 館鼻岸壁内
夜明け前の光景

館鼻岸壁の朝市は日の出の約2時間程前から店舗が集まりはじめ、6時頃には買い物客でいっぱいになってしまいます。写真は9月の4時過ぎ頃の光景。朝市は日の出が開始時刻となってはいますが、お店によっては早くから営業を始める店もあり、訪れる客の中にはライトを持って商品を品定めしている人もいました。
この時間帯になると揚げ物や焼き物の香ばしい匂いが辺りに漂い否が応でも心がウキウキしてきます。
駐車場

館鼻岸壁の朝市では広い敷地の半分が駐車場として開放されます。普段は港湾施設として使用されている場所なので区画線などは無いのですが、混雑してくると交通誘導員が誘導してくれます。
陸奥湊駅前朝市

八戸市のJR陸奥湊駅前の魚菜市場。駅前の通り数百mに渡って海産物問屋が建ち並んでおり、新鮮で旬の海産物が市場価格で買えることから(ただし販売単位は大きいです)小売業者を中心に毎朝多くの人が買い物に訪れる(一般客も買い物できます)八戸市の朝市の本家本元といえる場所。
昔は「いさばのかっちゃ(「魚商のおばちゃん」の意)」と呼ばれた地元のおばちゃん達がここで魚を仕入れ、電車にのり各方面へ行商に出かけていました。
開催期間 通年(日曜・第2土曜・水曜・年始は休み)
開催日時 午前3:00〜正午
駐車場 有料駐車場が数件あるがいずれも駐車スペースは狭い。
地図で場所を確認する 青森県八戸市湊町久保
備考
昔から八戸市の台所として知られた場所で、本来八戸の朝市といえばこの陸奥湊駅前の市場の事をさしていました。
地元の人や、飲食店、小売業を営む人が新鮮な魚介類を求めて朝の早い時間から集まり混雑しますが、大半の店は午前中で閉店するので、午後に訪れるとシャッター街になっています。

八食センターは八戸市郊外にある魚介類を専門とした大規模なショッピングセンター。前述の陸奥湊に密集する店舗の移転先として建てられたもので、品数の多さから今では八戸市を代表する観光名所の1つとなっています。
仲卸売り中心の陸奥湊の朝市と異なり一般客が対象の小売が専門の為か、お値段の方は少々高めになっていますが、センター内の魚介類の多さには圧倒されます。個人的は買い物の予定が無くても立ち寄ってみる価値はあると思います。
また新幹線発着駅の八戸駅とをむすぶシャトルバスも運行しているので、時間に余裕があればお土産を購入する為に旅行帰りに立ち寄ったりする事もできます。
営業時間 午前9時〜午後6時
定休日 毎週水曜日(年末年始やお盆などは休まず営業)
所在地 八戸市河原木字神才22-2
公式HP https://www.849net.com/
駐車場:有り(無料)